NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~ [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルNHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~ [Blu-ray]
発売日2012-05-16
製作者宮崎吾朗 宮崎駿
出演宮崎駿
販売元スタジオジブリ
JANコード4959241713520
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » ドキュメンタリー

購入者の感想

さきほど見終わりました。

他レビューでは,吾郎さんに批判的なレビューも多いですが,私はどちらかというと吾郎さんに支持的な感じでレビューしてみたいと思います。

ドキュメンタリーということで,父宮崎駿と,子吾郎の関係性と,(当時製作中だった)コクリコ坂からの映画製作のシーンで内容が展開してゆきます。

個人的に,とても驚いたのは,父宮崎駿さんの幼少期の吾郎さんへの関わり方でした。
「プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャル 宮崎 駿の仕事 [DVD]」も見たのですが,その中で,駿さんの幼少期(駿さん自身の親子関係の問題)のインタビューを見ました。
十分な愛情のある親子関係を形成できなかった,駿少年。
子育ては,自分がかつて受けた子育てに影響されるといいます。
「ああ,だから吾郎さんはゲド戦記をあのように描いたのかな」と思っていたのですが,映画製作で忙しくなる前は,きちんと吾郎さんと関わっていたとのこと。
吾郎さんが映画を作りたい理由と,駿さんの映画を作りたい理由は,少し違う。と私は思いました。

駿さんは,才能がある人で,とても覚悟と努力を積み上げてきた人だと思います。
でも,親しい人が亡くなってゆく中で,彼自身が何を作るかということもそうですが,「自分が次世代を担う人たちを育てられるか」ということがまた新たな課題になっているように思います。気力も体力も落ちてきてしまった。
きっと,宮崎駿はまた別のステージが必要なのではないでしょうか。

そのような背景から,吾郎さんが行き詰まったとき,一枚の絵を送る,というシーンは,とても印象的でした。
一枚の絵を通して,苦悩を言い当て,それに少しの光を与える。

吾郎さんは,自分自身の課題と向き合い,一生懸命努力している姿が,とても印象的でした。
吾郎さんが話していて印象的だったのは,駿さんから聞くことは簡単です。でも,それではだめなのだと話すシーンです。
私も,そう思います。自分で何かを生み出すには,核となる部分は,自分で生み出さなければならない。

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