おくのほそ道―現代語訳/曽良随行日記付き (角川ソフィア文庫) の感想

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タイトルおくのほそ道―現代語訳/曽良随行日記付き (角川ソフィア文庫)
発売日販売日未定
販売元角川書店
JANコード9784044010041
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日記・書簡 » 日本文学

購入者の感想

本書が刊行されたのが、昭和42年。40年の時間を経てもなお、色褪せることのない「おくのほそ道」の決定版。芭蕉自筆本発見の成果を踏まえた新しい本文。待望の改訂版。
「芭蕉直筆本」発見等があり、「おくのほそ道」を巡る研究も深化をとげている。
しかしなお、本書が提示する「おくのほそ道」は、今もって越えることのできない頂点であろう。

丁寧に調査された注釈、それに基づいた的確な現代語訳は、すべての現代語訳の原点である。現在多くの現代語訳が刊行されてているが、すべて本書のリライトと言っても過言ではない。
注釈についても、未だに本書で問題提起された課題を乗り越えているとは言い難い。
多くの解説書が出版されようとも、本書を越える新見がなければ、その価値を見いだせない。

それほどに強烈な「おくのほそ道」。

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