組織変革のビジョン (光文社新書) の感想

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タイトル組織変革のビジョン (光文社新書)
発売日販売日未定
製作者金井壽宏
販売元光文社
JANコード9784334032616
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マネジメント・人材管理

購入者の感想

「変化は、『このままでは生存が危ぶまれる』という危機感だけでなく、『こう変われるならうれしい』という希望につながっていることがなによりも大事だと思う」。

正直、ちょとイメージと違った。組織変革に関係する理念や概念を紹介した本。F.W.テーラーの経済人モデル。カール.E.ワイクの「実際に動いている組織化の過程は、移ろいゆく流れ、混沌、不安定、動詞に近い」という考え方。A.O.シュマッハーの組織と個人のかかわりに関する「退出、発言(忠告)、忠誠心」。デニス・ルソーの心理的契約。組織とは組織図のことではない。ピーターの法則。変革が必要な理由。変革への動機付け。

ハックマン=オルダムの職務適正モデルによる、技能多様性、タスク完結性、タスク重要性、自律性、フィードバック。L.W.ポーターとE.E.ローラーの期待理論。変革によって培われるキャリア。変革への抵抗とその対処方法。団結は重要だが団結する理由が問われないといけない。カーネギー学派の意志決定モデル(情報収集活動、意志決定の選択肢の列挙、実際の選択肢、結果の評価)。学習性無力感。SA(このままではダメになる不安)>LA(新しいことを学習する不安)。J.P.コッターの8つのつまづきの石。組織変革に必要なリーダーシップ。リア・ローディングとフロント・ローディング。チェンジカーブ。リーダーを育てるリーダー。変革型リーダーシップの7つの特徴。変革に必要なビジョン。ビジョン、ミッション、パッション。

意外にあっさり読める本だが、結構重要な要素が効率よく高い網羅性で盛り込まれている。組織変革に関心のある方であれば、読んでおいて損の無い本だと思われる。

タイトルからすると一見、HOWTOモノ?と思えますが、

そうではありません。

さまざまな学説だったり、心理学からのアプローチだったりと、

多岐にわたっており、なおかつ、筆者の主張もわかりやすいです。

参考文献も読み漁ってみたくなるほど、

その内容がちりばめられています。

心に残ったのは、

最後まで実行するという部分です。

変革というと壮大すぎますが、

いちメンバーの立場でも、コレだ!と思ったが

上司や、部内で否定的なので、次第にトーンが下がってしまう

私には、エクスキューションが一番心に残りました。

とことん最後までやり切る!

これに尽きるのかな。

リーダーでない人にでも、自分に置き換えて読むと

自分の成長に生かせると思いますので、オススメです。

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