THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Casesー領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計 の感想

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「現在のサービスデザインの軸にあるのは、人と人、人と物、人と企業、そして企業と企業の間に生じる関係の価値や質の理解です」。

サービスデザインの本。この分野で定評のある書籍の邦訳版である。380ページ以上あって、中身も確かに充実している。サービスデザインとは何か？というところから、サービスデザインの領域、サービスデザインのツール、導入例、詳細な思考論といった内容になっている。
サービスデザインには以下の5つの原則があるという。
１．ユーザ中心
２．共創
３．インタラクションの連続性
４．物的証拠
５．ホリスティック（全体的）な視点
デザイアビリティ（望ましいさ）を構成するユーザビリティ（使いやすさ）、プレジャラビリティ（楽しさ）、ユーティリティ（実用性）の3つの基本要素。探求、設計、再構成、実施。ステークホルダーマップ。サービス・サファリ。シャドーイング。カスタマー・ジャーニー・マップ。モバイル・エスノグラフィ。ア・デイ・イン・ザ・ライフ。期待マップ。ペルソナ。デザイン・シナリオ。ストーリー・ボード。デスクトップ・ウォークスルー。サービス・プロトタイプ。アジャイル開発。ストーリー・テリング。サービス・ブループリント。サービス・ロールプレー。顧客ライフサイクル・マップ。ビジネスモデル・キャンパス。事例も詳しく掲載されている。

全体的に、期待に沿った内容だった。ただ、既に他のレビューにあるように、緑の活字で印刷されているところはとても読みにくい。