モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集(2CD) の感想
参照データ
タイトル | モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集(2CD) |
発売日 | 2010-10-06 |
アーティスト | ズスケ(カール) |
販売元 | King Records =music= |
JANコード | 4988003392758 |
Disc 1 : | ピアノ三重奏曲全集 第4番 ホ長調 KV.542 第1楽章:アレグロ ピアノ三重奏曲全集 第4番 ホ長調 KV.542 第2楽章:アンダンテ・グラツィオーソ ピアノ三重奏曲全集 第4番 ホ長調 KV.542 第3楽章:アレグロ ピアノ三重奏曲全集 第1番 変ロ長調 KV.254 第1楽章:アレグロ・アッサイ ピアノ三重奏曲全集 第1番 変ロ長調 KV.254 第2楽章:アダージョ ピアノ三重奏曲全集 第1番 変ロ長調 KV.254 第3楽章:ロンドーテンポ・ディ・メヌエット ピアノ三重奏曲全集 第3番 変ロ長調 KV.502 第1楽章:アレグロ ピアノ三重奏曲全集 第3番 変ロ長調 KV.502 第2楽章:ラルゲット ピアノ三重奏曲全集 第3番 変ロ長調 KV.502 第3楽章:アレグレット |
Disc 2 : | ピアノ三重奏曲全集 第2番 ト長調 KV.496 第1楽章:アレグロ ピアノ三重奏曲全集 第2番 ト長調 KV.496 第2楽章:アンダンテ ピアノ三重奏曲全集 第2番 ト長調 KV.496 第3楽章:アレグレット、主題と6つの変奏 ピアノ三重奏曲全集 第6番 ト長調 KV.564 第1楽章:アレグロ ピアノ三重奏曲全集 第6番 ト長調 KV.564 第2楽章:アンダンテ、主題と6つの変奏 ピアノ三重奏曲全集 第6番 ト長調 KV.564 第3楽章:アレグレット ピアノ三重奏曲全集 第5番 ハ長調 KV.548 第1楽章:アレグロ ピアノ三重奏曲全集 第5番 ハ長調 KV.548 第2楽章:アンダンテ・カンタービレ ピアノ三重奏曲全集 第5番 ハ長調 KV.548 第3楽章:アレグロ |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
購入者の感想
モーツァルトのピアノトリオならば、オブリガート・ヴァイオリン付きのピアノソナタにチェロを加えてピアノの低音部を強化した曲だろうと誤解して、これらの曲を聴かなかったのは間違いであることに気付かされた。モーツァルトが後期交響曲やハイドンセット弦楽四重奏等の名曲を作曲した時期の作品であり実に素晴らしい。
ヴァイオリンのズスケはベートーヴェンやモーツアルトの弦楽四重奏曲でトップクラスの名演奏を残すと共にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、バッハの無伴奏ソナタ/パルティータ等、多数の極めて優れたCDを出している。そのズスケ四重奏団でチェロのパートを支えていたのがプフェンダーであった。ピアノのオルベルツは有名でないが、ハイドンのピアノソナタ全集やズスケと協演したモーツァルト・ヴァイオリンソナタ全集を出している。すなわち、この三人は非常に気心の知れた仲間である。
演奏も極端な表現や恣意的な自己主張がなく清らかで優しく安らぎに満ちて優れている。ズスケの格調高いヴァイオリン、プフェンダーの柔らかいチェロ、そしてオルベルツのきらめくピアノと各自が個性を出すと共に良く調和している。
ブラームス、シューベルト、メンデルスゾーン等のロマン派のピアノトリオは各楽器の対立の面白さを聴かせる部分が結構あるが、このモーツァルトは調和に満ちた和やかな曲である。また、モーツァルトがこれほど積極的にチェロを用いた作品は何十年も聴いていながら初めて出会った。チェロ愛好家にも興味深いCDだと思う。
ゆったりとした時を幸せな気分に浸って過ごすのに最適な音楽そして演奏である。
ヴァイオリンのズスケはベートーヴェンやモーツアルトの弦楽四重奏曲でトップクラスの名演奏を残すと共にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、バッハの無伴奏ソナタ/パルティータ等、多数の極めて優れたCDを出している。そのズスケ四重奏団でチェロのパートを支えていたのがプフェンダーであった。ピアノのオルベルツは有名でないが、ハイドンのピアノソナタ全集やズスケと協演したモーツァルト・ヴァイオリンソナタ全集を出している。すなわち、この三人は非常に気心の知れた仲間である。
演奏も極端な表現や恣意的な自己主張がなく清らかで優しく安らぎに満ちて優れている。ズスケの格調高いヴァイオリン、プフェンダーの柔らかいチェロ、そしてオルベルツのきらめくピアノと各自が個性を出すと共に良く調和している。
ブラームス、シューベルト、メンデルスゾーン等のロマン派のピアノトリオは各楽器の対立の面白さを聴かせる部分が結構あるが、このモーツァルトは調和に満ちた和やかな曲である。また、モーツァルトがこれほど積極的にチェロを用いた作品は何十年も聴いていながら初めて出会った。チェロ愛好家にも興味深いCDだと思う。
ゆったりとした時を幸せな気分に浸って過ごすのに最適な音楽そして演奏である。