魅惑のオペラ ニーベルングの指環 1 ラインの黄金 (小学館DVD BOOK) の感想

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参照データ

タイトル魅惑のオペラ ニーベルングの指環 1 ラインの黄金 (小学館DVD BOOK)
発売日販売日未定
製作者池辺 晋一郎
販売元小学館
JANコード9784094803617
カテゴリエンターテイメント » 音楽 » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

私が、ワーグナーの「ニーベルングの指環」というオペラの存在を知ったのは、40年以上前の高校生の頃です。一度、全部聴いてみたいと思いました。今から30年近く前に私はショルティ盤のCD全曲を手に入れ聴いて、大いに感激しました。LD全盛時代に、私は、ブーレーズ盤の「指環」を手に入れ、映像で、バイロイトの舞台を見ました。その当時、バレンボイムが、バイロイトで振った「トリスタンとイゾルデ」のLDを手に入れ聴いて感激しました。バレンボイムは、その後、バイロイトで「指環」を振って、映像もあるということで、今回、小学館、「魅惑のオペラ」の「ニーベルングの指環」全曲を手に入れました。
 演奏は、ショルティ盤が一番良いと思いますが、映像がありません。誰かアニメで映像をつけてくれれば、私は買いますよ。冗談はともかく、ブーレーズ盤、バレンボイム盤とも、ショルティ盤には及びませんが、両方とも立派な演奏だと思います。
 ワーグナーのオペラは、よく神話の世界を描いたものと言われます。しかし、私の見解は違います。ワーグナーは神話の世界にこと寄せて、当時のオペラの聴衆だった、お金持ちの経営者一族の生活を描こうとしたのではないでしょうか?
 例えば、ラインの黄金に出てくるウオータンは、会社の経営者に、ローゲは、そのブレーンの顧問弁護士によく似ています。城をファフナーとファーゾルトに建てさせ、その代金を、ニーベルング族から騙し取った、ラインの黄金と、持つ者に世界を支配する力を与える指環で支払う。しかしそれは、ウオータン一族にとっては、カミソリの刃を渡るような、危険を冒してだった。これは、経営者が事業を立ち上げる苦労を描いていると、見る事ができます。
 最後に、ウオータンはワルハラの城を手に入れる。城とは、事業の成功を意味している。そして、ウオータン一族は、お金持ち=神々の仲間に加わる。しかし、それは不安と苦労に満ちたもので、ウオータンは、どのような経営者もそうであるが、「神々の終末」すなわち、事業の失敗、倒産と紙一重で事業を行う状態に置かれる。

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