なぜ、「かかりつけ歯科医」のいる人は長寿なのか？ (ワニブックスPLUS新書) の感想

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目からウロコの話しばかりでした。日頃は「足は第二の心臓」を信じて歩くことに努めていましたが、歯については朝晩の歯磨きを欠かさない程度で、虫歯になって痛みを我慢できなくなってから歯医者さんに行けば良い、くらいにしか思っていませんでした。考えてみれば我々は食べることで命を守り、健康を長らえている訳で、その根源が歯そのものであり、口腔内の健康だと気づかされました。極端な話、歯が全て駄目になっても、最新の医療技術でインプラントなど入れ歯で問題ないなどと思っていましたが、とんでもない勘違いであることに気づかされました。歯に限らず、生活習慣病予防などゼロ次予防こそが健康長寿の根本で、PPKを実現出来る鍵だと思い知らされました。膨張する日本の医療費、介護費などの問題解決はこうした意識改革と実行こそが必要だと確信しました。それ以前に一人ひとりが健康で豊な人生を送る上で大切な気づきを頂ける本だと思います。