塊魂 の感想
参照データ
タイトル | 塊魂 |
発売日 | 2004-03-18 |
販売元 | ナムコ |
機種 | PlayStation2 |
JANコード | 4907892015555 |
カテゴリ | プレイステーション2 » ゲーム » アクション・シューティング » アクションアドベンチャー |
塊魂 とは
グッドデザイン賞について![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/09/promotions/good_design/gdas_qp._V50454720_.gif)
プロデューサー: 株式会社ナムコ CTカンパニー CTクリエイターグループ「塊魂」プロデューサー 藤田光成
ディレクター: 株式会社ナムコ CTカンパニー CTクリエイターグループ「塊魂」ディレクター 高橋慶太
デザイナー: 株式会社ナムコ CTカンパニー CTクリエイターグループ「塊魂」デザインチーム
審査委員: 長濱 雅彦, キュー・リーメイ・ジュリヤ, 澄川 伸一, 山本 建太郎
概要
「塊」を転がして、地球上にあるさまざまなモノをくっつけて、巻き込んで、どんどん大きくしてゆくアクションゲーム。はじめは直径5センチの「塊」で、ネズミにも跳ね飛ばされるのだが、ゲームが進行すると直径数百メートルまでも大きくなり、ビルやタンカー、果ては島まで巻き込んで行く。シンプルなルールと直観的な操作方法、カラフルな画面、豪華なアーティストが歌唱参加するBGMが話題を呼んでいる。
デザイナーのコメント
「誰にでも楽しめる」身近で新しい娯楽を提供するために、シンプルなゲームルールを徹頭徹尾一貫した。そのため、プレイステーション2という高度に写実的な表現が可能なプラットホームにおいても、敢えて少ないポリゴン数での三次元描画という手法を選んだ。
審査委員のコメント
3次元表現で構成された世界を、雪だるま式に、どんどんどんどん大きくなってゆく快感。空間を自由に転がりまわる不思議な身体的快感も伴ってくるところが面白い。画像の色は美しく、キャラクターも楽しめるものである。ゲームのルールや内容をあえてシンプルにしたところが良い。
購入者の感想
良いゲームの条件とは何か。それは「何度やっても飽きないこと」だと私は思う。そんな「良いゲーム」を久しぶりに見つけたぞ、「塊魂(カタマリダマシイ)」。
ルールは簡単。自分より小さなものはなんでもペタペタとくっつけるボールをゴロゴロ転がし、ひたすらカタマリにしていく。制限時間内にカタマリが十分に大きくなったらクリア。そんだけ。
一発逆転とか、必殺技とか、ここがチャンス!とかは一切なし。ただひたすら転がすだけ。十字キーも丸ボタンもまったく使わず、アナログレバーでカッチャカチャガランゴロンと転がすだけ。そのシンプルさが至上なのだ。
コロコロコロ……ガッシャーン、消しゴムにぶつかりネズミに突き飛ばされる、カタマリ5センチの時の卑小感。
20センチ……30センチ……カタマリが徐々に成長していくときの充実感。
「ガウガウッ」「ミャ~」今までさんざんな目にあわされてきたブルドッグやネコを巻きこむときの復讐達成感。
そしてカタマリは加速度的にふくらみ、やがて平和な市民生活を破壊するサディスティックな快感へとうつっていく……。
ゲームの進行にともない、私の中には好奇心と不安、それに快楽と寂しさがごちゃ混ぜになった微妙な感情のカオスが形成される。そして、そんな感情をすら巻き込んで、さらに大きくなっていくカタマリ。日常的なモノたちの、非日常的にちらばっている空間が、なぜかとっても肌触りが良いものだから、この世界に私もついつい巻き込まれ、善良な市民や動物と一緒に「あ~れ~」「モォ~」などと叫びつつ星空に輝いてしまうしだいである。
キャラクターはとってもキュート。BGMはとってもグッド。そしてゲームはとってもシュール。こまやかなセンスに彩られた、こんなにモノだらけの地球なのだから、誰か彼かを問わず、ぜひあなたも巻きこまれてやってクダサイ。
……君も一緒にエントロピー。
ルールは簡単。自分より小さなものはなんでもペタペタとくっつけるボールをゴロゴロ転がし、ひたすらカタマリにしていく。制限時間内にカタマリが十分に大きくなったらクリア。そんだけ。
一発逆転とか、必殺技とか、ここがチャンス!とかは一切なし。ただひたすら転がすだけ。十字キーも丸ボタンもまったく使わず、アナログレバーでカッチャカチャガランゴロンと転がすだけ。そのシンプルさが至上なのだ。
コロコロコロ……ガッシャーン、消しゴムにぶつかりネズミに突き飛ばされる、カタマリ5センチの時の卑小感。
20センチ……30センチ……カタマリが徐々に成長していくときの充実感。
「ガウガウッ」「ミャ~」今までさんざんな目にあわされてきたブルドッグやネコを巻きこむときの復讐達成感。
そしてカタマリは加速度的にふくらみ、やがて平和な市民生活を破壊するサディスティックな快感へとうつっていく……。
ゲームの進行にともない、私の中には好奇心と不安、それに快楽と寂しさがごちゃ混ぜになった微妙な感情のカオスが形成される。そして、そんな感情をすら巻き込んで、さらに大きくなっていくカタマリ。日常的なモノたちの、非日常的にちらばっている空間が、なぜかとっても肌触りが良いものだから、この世界に私もついつい巻き込まれ、善良な市民や動物と一緒に「あ~れ~」「モォ~」などと叫びつつ星空に輝いてしまうしだいである。
キャラクターはとってもキュート。BGMはとってもグッド。そしてゲームはとってもシュール。こまやかなセンスに彩られた、こんなにモノだらけの地球なのだから、誰か彼かを問わず、ぜひあなたも巻きこまれてやってクダサイ。
……君も一緒にエントロピー。