任侠書房 (中公文庫) の感想
参照データ
タイトル | 任侠書房 (中公文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 今野 敏 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122061743 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » か行の著者 |
購入者の感想
任侠シリーズ第1弾となる『とせい』改め、『任侠書房』。
物語は、昔気質のヤクザ、阿岐本組の組長が、倒産間近の出版社「梅之木書房」を立て直す為、社長職に就くところから始まる。
主人公で阿岐本組代貸である日村誠司は、そんな組長の気紛れに辟易しながらも、阿岐本に対する恩義と忠誠心で乗り切ろうと東奔西走するが……
大変、楽しく拝読致しました!
今野敏さんというと、重厚な作品のイメージが強く、個人的にはあまり好きな内容ではなかったので縁が無かったが、書店でシリーズ最新作の『任侠病院』が発売され、全作品が平積みされており、可愛らしい表紙と帯の煽り文句に惹かれて手に取ってみた。
するとあれよあれよという間に読み進め、気付いたら最後のページに…。翌日には第2弾、第3弾を購入するというハマりっぷり。
重厚な作品が好きな方には、おそらく物足りないかもしれないが、私のような人間ドラマ系が好きなタイプには非常に読みやすく、面白いと思う。
愛嬌たっぷり、スリリングな展開もありつつ、人情たっぷり。
何より、ダメな編集者がやる気を取り戻し、出版社が立ち直っていくサマが読んでいて気持ち良い。
読後感も良いし、ずっと続けていってほしいシリーズだ。
物語は、昔気質のヤクザ、阿岐本組の組長が、倒産間近の出版社「梅之木書房」を立て直す為、社長職に就くところから始まる。
主人公で阿岐本組代貸である日村誠司は、そんな組長の気紛れに辟易しながらも、阿岐本に対する恩義と忠誠心で乗り切ろうと東奔西走するが……
大変、楽しく拝読致しました!
今野敏さんというと、重厚な作品のイメージが強く、個人的にはあまり好きな内容ではなかったので縁が無かったが、書店でシリーズ最新作の『任侠病院』が発売され、全作品が平積みされており、可愛らしい表紙と帯の煽り文句に惹かれて手に取ってみた。
するとあれよあれよという間に読み進め、気付いたら最後のページに…。翌日には第2弾、第3弾を購入するというハマりっぷり。
重厚な作品が好きな方には、おそらく物足りないかもしれないが、私のような人間ドラマ系が好きなタイプには非常に読みやすく、面白いと思う。
愛嬌たっぷり、スリリングな展開もありつつ、人情たっぷり。
何より、ダメな編集者がやる気を取り戻し、出版社が立ち直っていくサマが読んでいて気持ち良い。
読後感も良いし、ずっと続けていってほしいシリーズだ。