ムージル著作集 第3巻 特性のない男 3 の感想
参照データ
タイトル | ムージル著作集 第3巻 特性のない男 3 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | R. ムージル |
販売元 | 松籟社 |
JANコード | 9784879841384 |
カテゴリ | 文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » ドイツ文学 |
購入者の感想
20 世紀を代表する大作小説の第 3 巻。主人公ウルリヒがお義理で参加した平行運動は、オーストリア精神の中身を見つけようと奮闘するが一向に見つからず、ひたすらジリ貧。この巻で、この運動およびウルリヒを巡る各種人物の思惑や内心のとまどいをあれこれと著者はつまみ食いするが、話が進みようがなくなったところで、急にウルリヒに実は生き別れの双子の妹がいたことが判明。ウルリヒはあれこれ妄想をたくましくし、著者も脱線して何やら兄妹の関係論などにページをさいてこれまでの話はどうなったんだ、というところでこの巻はおしまい。