「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本) の感想

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参照データ

タイトル「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本)
発売日販売日未定
製作者木村 泰子
販売元小学館
JANコード9784098401635
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

今、学校に希望があるのか?公立学校に望めないと思っていたことをみごとに実現されている学校がある。それが「大空小学校」。不登校ゼロ。校則らしきものがない。たったひとつの約束が「自分がされていやなことは、人にしない、いわない」他校で学校に行けなかった子どもたちが、自らの意志で学校に行けている。子どもと子どもをつなぐ通訳を教員や周りの子どもたちとかかわっている大人がやる。これがすごく大切なことだと感じているがなかなか出来ない。子どもたちは、いろいろな問題の背景にある「何か」に気づき、気づかされ自分たちの力でそれらの課題に向かっていく。「何か」は、個々の子どもにとって違っている。日替わりで子どもたちの課題は、変わる。その確認を日々、教員は共有する。日々忙しい中で困難なことだと思う。でも、この学校ではやっている。職員は全ての在校生の担任である。だから、しっかりと丁寧に子どもたちを見ている。そして、意見や感じたことを出し合っている。一面からだけでなく、多面的に子どもをみることをしっかりとやっている。文部科学省の大臣、下村氏は「大空小学校」に本来学校が目指す姿、理想を見たという。文科省の職員研修に、ドキュメンタリー映画が使われたとのこと。
木村校長は、教員は風だという。学校を通り過ぎる風。土(大地)が大切だと。土は、地域であり、子どもたちが過ごしている場所。子ども育む大地が、子どもたちを支え育てる。風は通り過ぎていく。でも、大地はずっとそこにある。教職員が変わっても、しっかりした大地に立つ学校はびくともしないとおっしゃった。このしっかり耕された大地に建つ校舎の上に、本当に青くて広い「大空」が広がっている気がする。学校現場の方だけでなく、全ての人たちに読んで欲しい本が出版されたと感じている。最後に、やっぱり読んでいて泣けてきた。映画の時もそうだったけど。

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小学館から発売された木村 泰子の「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本)(JAN:9784098401635)の感想と評価
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