定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析 の感想

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参照データ

タイトル定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析
発売日販売日未定
製作者鈴木 雅臣
販売元CQ出版
JANコード9784789830485
カテゴリ科学・テクノロジー » 工学 » 電気工学 » 電子回路

購入者の感想

ディスクリートで回路を組もうと考える人は、絶対に購入したほうがよい本です。

オスロスコープの写真で回路の動作が確認できるので、相当わかりやすいです。

回路に携わる人の教科書といってよいのではないでしょうか。

個人的には、トランジスタ回路の動作イメージを鍛えるのに、大変良い本だと思います。

よくあるトランジスタ回路の本だと、等価回路を使って回路の動作原理を説明するものが多い。しかし、等価回路を学んだだけだと、いざ実際の回路図を目の前にした時に回路の動作イメージが湧かずに、困ったということも多い。一方で本書は、等価回路を使わずに、トランジスタ回路はトランジスタ回路のまま理解するというスタンスをとる。したがって、本書は回路の動作イメージを鍛えるには最高の一冊だと思われる。

本書内容および流れは、エミッタ接地、エミッタフォロア、ベース接地などの基本回路から入り、カスコード回路、負帰還増幅回路、安定化電源、差動増幅回路と続き、最終的にオペアンプ内部の回路まで扱う。したがって、本書を読み終える頃には、アナログ回路の基本であるオペアンプの基礎的な部分まで理解できるようなる。

以上よりトランジスタ回路の基礎を学びたいという方は、一読をお勧めします。ただし、まったくトランジスタの知識がない方は、本書を読む前にトランジスタの動作原理やトランジスタで使う用語の意味ぐらいは理解しておいた方が良いと思います。

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