広告ビジネス次の10年 の感想

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タイトル広告ビジネス次の10年
発売日販売日未定
製作者横山 隆治
販売元翔泳社
JANコード9784798136592
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス » 広告・宣伝

購入者の感想

データ取得と活用は避けて通れない道。
というのは、広告会社の中でも、
データに携わったりクライアントのWebシステムに携わる部署の人々は感じているものの、
それがストラテジック部門やクリエーティブ部門などの人間が認識として持ち得ていない。
彼らは、今の作業に誇りを持ち、日々その作業に追われていれば、
データ取得・活用がクライアントの側でどれだけ進展してきているかわからないだろう。

当然データが万能ではないが、取れるデータの価値によって、
現在のコミュニケーションプランニングは変わってくる可能性がある。
それを理解してもらうためにも、現場バリバリのスタッフにこそ読んで欲しい。

著者を知る人なら、その明快で説得力のある最新の未来展望を期待して本書を手に取るだろう。
広告業界に関係する人なら、帯のフレーズ「広告マンの8割はいらない!」が気に留まって手にするかもしれない。

しかし本書は、著者によるこれまでのデジタルマーケティングの指南書と違い、
そのいずれでもない一般のビジネスマンにとってもエキサイティングな読み物であることで出色の一冊となり得ている。

本書では、世界を席巻する巨大な広告コングロマリット群の攻防の紹介に多くの紙面が割かれている。
日本も完全にその影響下に置かれているからだ。

欧米に出自をもつ巨大なグローバル企業と寄り添い世界を覆い尽くす広告ビジネスの巨大な潮流が、
データという金脈を飲み込みながら生き物のように姿を変化させしのぎを削るさまの描写は実に生々しく、
良質なビジネス小説か、綿密な取材を凝縮したNHKスペシャルでも見ているかのようだ。

デジタルがあらゆるビジネスの本質的なシフトを起こしたこと、
今まさにそのアドバンテージが一部の企業群に取り尽くされようとしていることは、
知っておかねばならないだろう。

そんな巨大船隊を率いて世界を牛耳ろうとするリーダー達の戦略や判断を知ると、
我が方とのビジネスに対する迫力の差を感じずにはいられない。

紙面に出てくる用語や固有名詞に明るい業界人がより楽しめることは間違いないが、
一般のビジネスマンでも十分にその醍醐味は味わえるだろう。

同じ業界人から見ると底が浅いです。
まあ、電通一人勝ちになるのは元々分かってましたが…。

広告のデジタル化への流れが日本の広告代理店に与える影響とグローバル化の流れをデータを交えて解説している。特に企業業績関連のデータがまとまっており、トレンドがよくわかる。これを読むと、欧米、アジアの大手広告代理店の動向を見ると日本の広告代理店は遅れているというしかない。広告主の立場としても、もっと外資系の代理店に目を向けた方がいいと感じた。0

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