ベスト・クラシック100 の感想
参照データ
タイトル | ベスト・クラシック100 |
発売日 | 2005-04-13 |
アーティスト | オムニバス(クラシック) |
販売元 | ユニバーサルミュージック |
JANコード | 4988006829381 |
Disc 1 : | オラトリオ「ソロモン」~シバの女王の入城(ヘンデル) 「四季」~協奏曲第1番「春」第1楽章:アレグロ(ヴィヴァルディ) トッカータとフーガBWV565(J.S.バッハ) ホルン協奏曲第4番第3楽章:ロンド(モーツァルト) 交響曲第5番「運命」~第1楽章(ベートーヴェン) 序曲「1812年」(終結部)(チャイコフスキー) 交響曲第9番「合唱」~「喜びの歌」(ベートーヴェン) ピアノ協奏曲イ短調~第1楽章(冒頭)(グリーグ) 組曲「カレリア」~行進曲風に(シベリウス) 「惑星」~ジュピター(終結部)(ホルスト) ピアノ協奏曲第1番~第1楽章(チャイコフスキー) フィンランディア(シベリウス) 歌劇「アイーダ」~凱旋行進曲(ヴェルディ) プロコフィエフ:ロメオとジュリエットより (ムーティ&フィラデルフィア管) J.シュトラウス:ラデツキー行進曲 (ボスコフスキー&ウィーン・ヨハン・シュトラウス管) エルガー:威風堂々より行進曲1番 (終結部) (デイヴィス&ロンドン・フィルハーモニー管) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番より第1楽章 (冒頭) (ルディ、ヤンソンス) サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」 (終結部) (プラッソン&トゥールーズ) |
Disc 2 : | G線上のアリア(J.S.バッハ) 「オルフェオとエウリディーチェ」~精霊の踊り(グルック) カノン(パッヘルベル) クラリネット協奏曲~第2楽章:アダージョ(モーツァルト) ゴルトベルク変奏曲~アリア(J.S.バッハ) アダージョ(抜粋)(アルビノーニ) ピアノ・ソナタ第14番「月光」第1楽章(抜粋)(ベートーヴェン) フルートとハープのための協奏曲第2楽章(抜粋)(モーツァルト) ヴァイオリン協奏曲第2楽章(抜粋)(メンデルスゾーン) ピアノ協奏曲第21番~第2楽章(モーツァルト) 交響曲第9番「新世界より」第2楽章(冒頭)(ドヴォルザーク) ヴァイオリン協奏曲第1番~第2楽章(冒頭)(ブルッフ) 「エニグマ変奏曲」~ニムロッド(エルガー) アランフェス協奏曲~第2楽章(冒頭)(ロドリーゴ) 揚げひばり(終結部)(ヴォーン・ウィリアムズ) 交響曲第5番第4楽章:アダージェット(終結部)(マーラー) パガニーニの主題による狂詩曲~第18変奏(ラフマニノフ) |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽 |
購入者の感想
ヘンデルに始まりヘンデルに終わる、というだけで、この編集者がイギリス人であることが知れるようなものですが、シューマン、リスト、ブラームス、ワグナー、ブルックナー、ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキーといった著名な作曲家の作品が1曲も含まれていないことからしても、単なる「有名曲の寄せ集め」ではないことがわかります。それは、ある一定の「気分」に沿って、まるでクラブ系DJの感覚のように、全体の流れや統一感を重視し慎重に選択された見事な選曲だと思います。
つまり、この企画者は、初心者向けとかカタログとかいうことではなく(結果的にそうなることがあったとしても)、基本的には現代の生活におけるクラシック音楽の「新しい楽しみ方」を提案しているということだと思われ、そのことに強く共感します。
したがって収録された楽曲は「クラシックを代表する名曲」というようなものとは明らかに違った基準で選択されていて、その9割以上がオーケストラ曲またはオーケストラ伴奏曲です。器楽曲、小編成の室内楽、ピアノ伴奏曲などはたまにアクセント的に置かれているだけで、たとえばピアノ独奏曲はベートーヴェンとドビュッシーの計2曲しか無く、ショパンもサティもありません。また、全体の3分の1が声楽曲ということも特徴的だと思います。
やや保守的/良識的な解釈の多いEMI音源というも、こうした企画には良かったのかもしれません。1960年代の録音も少なからず含まれますが、演奏と録音が一級品であることに間違いはありません。全体のちょうど4分の1、25曲が楽曲あるいは楽章の一部分を抜粋したトラックですが、それも決して安易なフェイドイン/フェイドアウトではなく、音楽的な見識の確かさを思わせる編集で、原曲を知らなければそれが抜粋であることすらわからないくらい、個人的には不自然さを感じませんでした。
いまだに教養主義的な感覚から聞き手の方で勝手に敷居を高くしているような所もあるクラシック音楽ですが、このコンピレーションの「軽やかな豊かさ」は、もっと自由な新しい楽しみ方を提案しているように思われます。BGMにも良し、カーオーディオで聞くも良し、iPodでシャッフルするも良し。良い時代になったものです。
つまり、この企画者は、初心者向けとかカタログとかいうことではなく(結果的にそうなることがあったとしても)、基本的には現代の生活におけるクラシック音楽の「新しい楽しみ方」を提案しているということだと思われ、そのことに強く共感します。
したがって収録された楽曲は「クラシックを代表する名曲」というようなものとは明らかに違った基準で選択されていて、その9割以上がオーケストラ曲またはオーケストラ伴奏曲です。器楽曲、小編成の室内楽、ピアノ伴奏曲などはたまにアクセント的に置かれているだけで、たとえばピアノ独奏曲はベートーヴェンとドビュッシーの計2曲しか無く、ショパンもサティもありません。また、全体の3分の1が声楽曲ということも特徴的だと思います。
やや保守的/良識的な解釈の多いEMI音源というも、こうした企画には良かったのかもしれません。1960年代の録音も少なからず含まれますが、演奏と録音が一級品であることに間違いはありません。全体のちょうど4分の1、25曲が楽曲あるいは楽章の一部分を抜粋したトラックですが、それも決して安易なフェイドイン/フェイドアウトではなく、音楽的な見識の確かさを思わせる編集で、原曲を知らなければそれが抜粋であることすらわからないくらい、個人的には不自然さを感じませんでした。
いまだに教養主義的な感覚から聞き手の方で勝手に敷居を高くしているような所もあるクラシック音楽ですが、このコンピレーションの「軽やかな豊かさ」は、もっと自由な新しい楽しみ方を提案しているように思われます。BGMにも良し、カーオーディオで聞くも良し、iPodでシャッフルするも良し。良い時代になったものです。
CD6枚組みなので、1曲1曲のボリュームも安心です。
EMIレーベルということで、クオリティも相当高いと思います。
特にクラシック初心者にはもってこいですね。
有名な曲のオンパレードですので、このCDだけでもかなり楽しめますし、
このCDを手始めにクラシックの世界をさらに広げていくことも可能です。
また、CDごとにテーマ(元気がでる、リラックスなど)が設定されてますので、
気軽にBGMとしてもいかがでしょうか。プレゼントにもお勧めです。
最後に、CD6枚組みにもかかわらず、CD2枚組み程度のコンパクトな
パッケージも嬉しいところです。0
EMIレーベルということで、クオリティも相当高いと思います。
特にクラシック初心者にはもってこいですね。
有名な曲のオンパレードですので、このCDだけでもかなり楽しめますし、
このCDを手始めにクラシックの世界をさらに広げていくことも可能です。
また、CDごとにテーマ(元気がでる、リラックスなど)が設定されてますので、
気軽にBGMとしてもいかがでしょうか。プレゼントにもお勧めです。
最後に、CD6枚組みにもかかわらず、CD2枚組み程度のコンパクトな
パッケージも嬉しいところです。0