‐薬に頼らずラクになる‐やさしいうつの治しかた の感想

このような本を待っていました！

私は大うつで指一本動かすのも寝返りをするのも出来ない時期がありました。
また、幼少期のいじめや家族問トラブル、性的虐待等からのトラウマで苦しい日々を過ごしてきました。
少しでも楽になりたいと、精神科に長年通院した結果、薬漬けで心だけでなく身体もボロボロになり、
精神科は「心の専門家」ではない…
と感じました。
(勿論素晴らしい先生もいると思います。その人の症状によると思います）

この本は、著者ご自身が辛い経験したからこそ書き綴ることの出来る言葉で表現された、心のこもった一冊です。

うつと潜在意識という切り口からうつを読みといています。
うつ病の6段階もの回復ステージや、患者当人のみならず、周囲の方々がどう接していけばいいのかも理解できます。
(周囲の人も苦しく大変だと思います。共倒れのケースも見てきました）

また、楽になる自分自身を癒すワークもたくさん詰まっています。
イラスト付きでとても分かりやすいです。
本の最終章「うつと無縁な人たちの秘密」も好きです。
現代人の忘れている大切なことに気付かされます。

私は著者の本気度は勿論のこと、優しさ・人間らしさ・愛や沢山の想いを感じとることができました。

本当はもっともっと感想を書きたいです。
というのは、この本と出会い日が経つにつれ、閉じ込めていた心が開いたのか長年止めていた感情が少しずつ溢れだしているからです。
人の温もりに触れると心が動き出す。
凄いですね。
一人の人間としての自分を愛する始まりになりそうです。

是非この本がうつやパニック症で苦しんでいる方や、一人でも多くの方に届くことを願っています。

読むと心が開放されエネルギーが出てきます。

すべての人におすすめします。