心は孤独な数学者 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 心は孤独な数学者 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤原 正彦 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101248066 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 科学史・科学者 |
購入者の感想
数学者の藤原正彦氏が3人の天才数学者の所縁の地を訪ねたー紀行記伝。どんな天才であろうと「無から有を生んだ例はほとんどなく、ニュートン先生の万有引力の大発見にしても偉大な先人科学者のお手本から導き出したものであり、ハミルトン、ラマヌジャンの2人の業績についても先人からの何らかのお手本から導き出したものだったと思います」この本の面白さは御三方の人間を上手く描いたところだと思いました。天才と言えども人間であり恋、愛の苦悩は一般人と同じで、いつの時代も変わらない永遠のテーマだと思います。おすすめです。
自らも数学者である藤原氏がニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンという数学史上の天才の足跡を追います。
ケンブリッジ、アイルランド、マドラス(南インド)とそれぞれの天才にゆかりのある土地を訪れ、縁のある人たちに話しを聞きます。
たくさんの伝記からの引用を縦糸として、訪問記が横糸に織り込まれていきます。
それはとてもミステリアスでありながらも、とてもリアリティのあるもので、天才たちの息遣いが感じられるようです。
公理・定理や数字の類はまったく出てきません。
人間的な側面から3人の数学者に迫って生きます。
それにしても、毎日半ダースも定理を思いつくラマヌジャンって、ほとんど神がかった人ですね。
読み応え十分です。
ケンブリッジ、アイルランド、マドラス(南インド)とそれぞれの天才にゆかりのある土地を訪れ、縁のある人たちに話しを聞きます。
たくさんの伝記からの引用を縦糸として、訪問記が横糸に織り込まれていきます。
それはとてもミステリアスでありながらも、とてもリアリティのあるもので、天才たちの息遣いが感じられるようです。
公理・定理や数字の類はまったく出てきません。
人間的な側面から3人の数学者に迫って生きます。
それにしても、毎日半ダースも定理を思いつくラマヌジャンって、ほとんど神がかった人ですね。
読み応え十分です。