ぼくらのアルコール診療 シチュエーション別。困ったときの対処法 の感想
参照データ
タイトル | ぼくらのアルコール診療 シチュエーション別。困ったときの対処法 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 南山堂 |
JANコード | 9784525203313 |
カテゴリ | ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 臨床内科 » 総合診療・プライマリケア |
購入者の感想
【内容の紹介】
この本は、アルコール関連の基礎的な知識、シチュエーション(一般外来、救急外来、病棟、往診先)別の対処法、巻末資料で構成され、精神科医以外の非専門医を対象としたアルコール診療の教科書である。一般論のみに終始しないで、様々なシチュエーションでの症例ベースの対処法が具体的かつ詳しく紹介されており、やりがちな対応と理想の対応とを比較して記述している。対処法の中には、患者や家族への説明方法、接する態度、処方薬の用法・用量などが、エビデンスを参考にしながら、細かく記述されている。
【評価・感想・批評】
このようなアルコール診療の教科書はこれまでにはなかったのではないだろうか。表紙に柔らかい絵を用いているのが印象的で、教科書としての堅苦しさを全く感じさせない。漫画本かと錯覚するほどである。本のサイズもハンドブックと呼べるようなコンパクトさで、気軽に手に取ることができる。価格も決して高くないのが嬉しい。本の内容もアルコール診療の基本を押さえつつ、診療のシチュエーションが多様であるので、様々な診療科の医師にとって参考になる部分があるだろう。ただ、シチュエーションの内容の一部について、あり得ないような印象を持つところもあるが、それは想定されたシチュエーションのせいなのかもしれない。使用方法としては、まずは第I章のアルコール関連の基礎的な知識を読み、あとは自分の興味があるシチュエーション別に読み進めていくのも良いし、順に読み進めていっても良いだろう。アルコール診療で悩んでいるプライマリケア医にオススメの1冊である。
この本は、アルコール関連の基礎的な知識、シチュエーション(一般外来、救急外来、病棟、往診先)別の対処法、巻末資料で構成され、精神科医以外の非専門医を対象としたアルコール診療の教科書である。一般論のみに終始しないで、様々なシチュエーションでの症例ベースの対処法が具体的かつ詳しく紹介されており、やりがちな対応と理想の対応とを比較して記述している。対処法の中には、患者や家族への説明方法、接する態度、処方薬の用法・用量などが、エビデンスを参考にしながら、細かく記述されている。
【評価・感想・批評】
このようなアルコール診療の教科書はこれまでにはなかったのではないだろうか。表紙に柔らかい絵を用いているのが印象的で、教科書としての堅苦しさを全く感じさせない。漫画本かと錯覚するほどである。本のサイズもハンドブックと呼べるようなコンパクトさで、気軽に手に取ることができる。価格も決して高くないのが嬉しい。本の内容もアルコール診療の基本を押さえつつ、診療のシチュエーションが多様であるので、様々な診療科の医師にとって参考になる部分があるだろう。ただ、シチュエーションの内容の一部について、あり得ないような印象を持つところもあるが、それは想定されたシチュエーションのせいなのかもしれない。使用方法としては、まずは第I章のアルコール関連の基礎的な知識を読み、あとは自分の興味があるシチュエーション別に読み進めていくのも良いし、順に読み進めていっても良いだろう。アルコール診療で悩んでいるプライマリケア医にオススメの1冊である。