日本人にとって聖なるものとは何か - 神と自然の古代学 (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 日本人にとって聖なるものとは何か - 神と自然の古代学 (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 上野 誠 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121023025 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 宗教 » 宗教入門 |
購入者の感想
万葉集や古事記の中の記述をもとに、
古代の日本人が聖なるものとしてきた
ものを探っていくという内容。
カムナビ、ミムロ、という言葉から
様々な原典にあたり、考察する。
そして日本人が崇め、恐れていた
神のような霊性の本質に迫っていく。
著者の思索や主観的な解釈も混じるが、
日本人の神への意識や、神が増え続ける
独特の多神教世界を明確に説明している。
特に現代のグローバルスタンダードでは
理解されにくい日本人の精神性を、
聖なるものから説明する好著である。
山川や草木に宿ると考える神という意識が
日本人にあることや、日本の神の特徴
なども再認識させられた。
古代の日本人が聖なるものとしてきた
ものを探っていくという内容。
カムナビ、ミムロ、という言葉から
様々な原典にあたり、考察する。
そして日本人が崇め、恐れていた
神のような霊性の本質に迫っていく。
著者の思索や主観的な解釈も混じるが、
日本人の神への意識や、神が増え続ける
独特の多神教世界を明確に説明している。
特に現代のグローバルスタンダードでは
理解されにくい日本人の精神性を、
聖なるものから説明する好著である。
山川や草木に宿ると考える神という意識が
日本人にあることや、日本の神の特徴
なども再認識させられた。