唄めぐり の感想
参照データ
タイトル | 唄めぐり |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 石田 千 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103034537 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » あ行の著者 |
購入者の感想
この作家は、地味だが、「うーん」と感心するようなエッセイを出してきた。
「踏切趣味」など、「踏切をエッセイにするなど……」とびっくりしたぐらいだが、
一気に読んでしまった。
本書も、著者の持ち味が充分に出ている。
軽さと、意表を突く切り込み方。
北海道から沖縄までの25曲を追った旅……とでも言えようか。
著者は、たとえば「会津磐梯山」なら、会津で見たもの感じたものを
文章化していく。
ほとんどが、よく知られた民謡である。
古くから歌い継がれてきただけに、歴史(というほど大袈裟ではないが)や
土着性、そしてその土地のトリビアが折り込まれる。
深い人生論ではないが、なぜか人生を感じ、
まるで本の中から唄が聞こえてくるようだった。
「踏切趣味」など、「踏切をエッセイにするなど……」とびっくりしたぐらいだが、
一気に読んでしまった。
本書も、著者の持ち味が充分に出ている。
軽さと、意表を突く切り込み方。
北海道から沖縄までの25曲を追った旅……とでも言えようか。
著者は、たとえば「会津磐梯山」なら、会津で見たもの感じたものを
文章化していく。
ほとんどが、よく知られた民謡である。
古くから歌い継がれてきただけに、歴史(というほど大袈裟ではないが)や
土着性、そしてその土地のトリビアが折り込まれる。
深い人生論ではないが、なぜか人生を感じ、
まるで本の中から唄が聞こえてくるようだった。