第四解剖室 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル第四解剖室 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者スティーヴン キング
販売元新潮社
JANコード9784102193358
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

本書は元々1冊の本を2冊の文庫に分けて出版されたうちの一冊で、その2冊の文庫に両者の関係がわからないタイトル(「第四解剖室」と「幸運の25セント硬貨」)がつけられています。
本書の目次には編集部註として、「収録作品数は13篇となっております。ご了承下さい。」とある一方、続編として「幸運の25セント硬貨」があるという話は書いていません。したがって、本書に13篇収録されていると誤解してしまいますが、実は2冊合わせての話です。
収録作品は、全部で6篇、「第四解剖室」、「黒いスーツの男」、「愛するものはぜんぶさらいとられる」、「ジャックハミルトンの死」、「死の部屋にて」、「エルーリアの修道女<暗黒の塔>外伝」です。
一方で、レビューは元々の1冊の本について書かれたものが多いので、混乱するかもしれません。「Luckey Quater」なる短編、ある女性の悲劇の物語「That Feeling, You Can Only Say What It Is in French」、幽霊ツアーガイドブックのライターがついに本物の幽霊に出会う「1408」、ずっと夢見ていた仕事に就いた少年を悪夢が襲う表題作?「Everything’s Eventual」、血なまぐさいラストが驚愕を誘う離婚劇「L.T.’s Theory of Pets」、O・ヘンリー賞を受賞したという「Riding the Bullet」などの作品は「幸運の25セント硬貨」に収録されており、本書には収録されていません。続編は本書とタイトルが全く違うので、注意が必要です。(なお、O・ヘンリー賞を受賞した作品は「黒いスーツの男」で「Riding the Bullet」ではありません。)
作品は、ホラーから普通の小説っぽいものまで様々な味わい、玉石混淆。人によって好き嫌いが分かれると思います。スティーヴン・キングならではのホラーを期待する方には、オススメしません。

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