ノエル: -a story of stories- (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | ノエル: -a story of stories- (新潮文庫) |
発売日 | 2015-02-28 |
製作者 | 道尾 秀介 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101355559 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
童話作家が描いた童話と、ストーリーがリンクしながらつながっていく物語。
物語の中の話と童話がうまく交錯していて、次の展開を期待させる構成になっているのがよかった。どの物語も主人公は悲しみと切なさを抱えているが、それを童話で楽しいもの、忘れられないものに変えていこうという明るい感じが好きだった。
個人的には「暗がりの子ども」が好きだった。王女様のために用意した空を飛ぶための宝物は何なのか、莉子と真子はどうなっていくのか、ドキドキしながら読んだ。
3つの物語はどれも関連しており、最後はきれいにまとまっていた。カブトムシと蛍の童話もよく考えられていたと思うが、最後の「物語の夕暮れ」がくどくて読みにくいように感じた。
全部読み終わったあと、最初のプロローグをみると、なるほどと納得できる展開が待っている。
物語の中の話と童話がうまく交錯していて、次の展開を期待させる構成になっているのがよかった。どの物語も主人公は悲しみと切なさを抱えているが、それを童話で楽しいもの、忘れられないものに変えていこうという明るい感じが好きだった。
個人的には「暗がりの子ども」が好きだった。王女様のために用意した空を飛ぶための宝物は何なのか、莉子と真子はどうなっていくのか、ドキドキしながら読んだ。
3つの物語はどれも関連しており、最後はきれいにまとまっていた。カブトムシと蛍の童話もよく考えられていたと思うが、最後の「物語の夕暮れ」がくどくて読みにくいように感じた。
全部読み終わったあと、最初のプロローグをみると、なるほどと納得できる展開が待っている。