(034)一点突破: 岩手高校将棋部の勝負哲学 (ポプラ新書) の感想

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前半は岩手高校将棋部の歴史を主軸として、著者の指導方法やその時代時代の生徒について触れている。
生徒たちがどうして成長することができたのかその背景を理解することができた。
「ムダ」な指導は一切行わない割り切り方は、簡単に真似できるものではなく、自主性を尊重しながらも
これだけの実績を残せたことは驚嘆に値する。

後半は観戦記者による平成25年度高校選手権の様子が丁寧に描写されており、
思わず一緒に戦っているような臨場感を味わうことができる。
No.3の男にスポットライトが当たる団体戦の面白さと成長する姿も十分に堪能できる。