池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書) の感想
参照データ
タイトル | 池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池上 彰 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784166608140 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 宗教 » 宗教入門 |
購入者の感想
第1章の「宗教で読み解く『日本と世界のこれから』」(約60ページ)は池上彰氏が執筆。この部分は、日本人はあまり意識しないけれど、世界の出来事や人物に宗教が相当に影響を与えていることを興味深く記述しています。
そのあとの部分(第2章〜第8章)は、「ほんとうに葬式はいらないのですか?」や仏教、キリスト教、神道、イスラム教についてとりあげています。この部分は、それぞれの宗教に関わっている宗教家や学者に池上氏がインタビューしたものです。
ただ、これだけの内容を200ページ程度でカバーするのですから、それぞれの宗教に関する記述は分量的に少なく、「あれっ これだけで終わり?」という章も多いです。
また、博識で有名な池上彰さんですが、宗教に関してはそれほど詳しくないことが読んでいてよくわかります。インタビュアーとして、表面的で単調な質問が多い感じがします。
この本は、宗教の知識に乏しい人にとっては、この本だけで各宗教を理解するのはとても困難であり、むしろ誤解してしまうおそれさえあります。
一方、それなりに宗教の本を読んだり、実践したりしている人にとっては物足りない本と言えると思います。
この本は「宗教に無関心だった人が読んでみて宗教に関心を持つきっかけにする」というような本と思われ、宗教にすでに関心をもっている人にとっては、ぜひ読む必要のあるような本とまでは言えないと思います。
そのあとの部分(第2章〜第8章)は、「ほんとうに葬式はいらないのですか?」や仏教、キリスト教、神道、イスラム教についてとりあげています。この部分は、それぞれの宗教に関わっている宗教家や学者に池上氏がインタビューしたものです。
ただ、これだけの内容を200ページ程度でカバーするのですから、それぞれの宗教に関する記述は分量的に少なく、「あれっ これだけで終わり?」という章も多いです。
また、博識で有名な池上彰さんですが、宗教に関してはそれほど詳しくないことが読んでいてよくわかります。インタビュアーとして、表面的で単調な質問が多い感じがします。
この本は、宗教の知識に乏しい人にとっては、この本だけで各宗教を理解するのはとても困難であり、むしろ誤解してしまうおそれさえあります。
一方、それなりに宗教の本を読んだり、実践したりしている人にとっては物足りない本と言えると思います。
この本は「宗教に無関心だった人が読んでみて宗教に関心を持つきっかけにする」というような本と思われ、宗教にすでに関心をもっている人にとっては、ぜひ読む必要のあるような本とまでは言えないと思います。