HAPPY END の感想
参照データ
タイトル | HAPPY END |
発売日 | 2012-10-03 |
アーティスト | はっぴいえんど |
販売元 | キングレコード |
JANコード | 4988003425081 |
Disc 1 : | 風来坊 氷雨月のスケッチ 明日あたりはきっと春 無風状態 さよなら通り3番地 相合傘 田舎道 外はいい天気 さよならアメリカ さよならニッポン |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
思えばいまどきのJPOP全盛の基礎には、こうしたアルバム、とくにはっぴいえんどの存在というのが大きいのだなーとつくづく感じた一枚。何しろ音が全く古びていない。デジタルリマスターのせいもあろうが、初めてこのアルバムを聴いた頃の思い出がまざまざとよみがえる。もっとも、はっぴいえんどのアルバム作品としては、当時の自分には「ゆでめん」そして「風街ろまん」の衝撃を超えるものではなかったし、大瀧エッセンスがあまりに薄く、彼の熱烈なファンだった自分としてはかなりがっかりさせられた記憶がある。そして、これがラストアルバムということにずいぶん寂しい思いも味わわされた。しかし、今あらためてこのCDを聴き直して、いやいや、これはものすごい作品だったと再評価せざるを得なくなった。こちらの耳も大人になったし、何より当時あまり意識していなかった鈴木茂カラーが、もうハンパなくかっこいい!これは、今聴いてこそ価値がわかる傑作だった。鈴木茂の「バンドワゴン」と合わせて聴くことを強くお薦めする。どちらも当時の日本語ロックとアメリカンロック(特に西海岸)との強い絆が感じられる名盤。「作詞家」松本隆が実にいい仕事をしている。