太平洋の嵐DS ~戦艦大和、暁に出撃す!~ の感想

きちんと太平洋の嵐、しています。いい意味でも悪い意味でも。
初心者無用の難易度、これでも昔のpc版に比べれば大分操作や情報管理が親切になった方なのですが、メーカーが宣伝する「初心者でも分かりやすい親切なチュートリアル」というのは実際には嘘に近いです。有名ゲーム誌のレビューもメーカー宣伝そのままで全く当てにならない好例です。初めて本作をプレイする方は恐ろしいほどの覚悟と予習が必要です。
ds版は情報の画面表示が洗練されておらず、いちいちボタン操作で表示を切り替えていかないと最低限の必要情報すらわからない場合が多いです。港で燃料補給をしようという時、港の残燃料がどこにも表示されないとか・・・慣れればできないことはないですが。
昔のpc版に比べて対空砲火に拠る航空機の損害が馬鹿に激しく感じます。南雲艦隊の搭載機が勝ち戦にもかかわらず開戦三ヶ月で半分消滅したり、三百機もの編隊でシンガポールを空襲するといっぺんに百機も撃墜されたりします。それに比べ艦砲射撃はリスクが殆どないのでこれを日本軍は史実に反して縦横無尽に活用しがちに。空襲は艦砲射撃の使えない内陸の目標か、非常に敵の少ない場所に対してのみに限定されてしまっています。
不満はありますがいつでもどこでも太平洋戦争ができるのは何にも変え難いです。ds版発売に感謝！