新・自然科学としての言語学―生成文法とは何か (ちくま学芸文庫) の感想
参照データ
タイトル | 新・自然科学としての言語学―生成文法とは何か (ちくま学芸文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 福井 直樹 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480094964 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 言語学 » 言語学 |
購入者の感想
本書は、生成文法が何を目指しているのかが、非常に分かりやすく書かれており、生成文法の絶好の入門書と言えます。生成文法に興味はあるが、何を読んでいいかわからない、もしくは、今まで他の入門書を読んだが、よくわからなかった、という人には、大変お薦めです。また、今回増補・改訂にあたって、言語の基本演算の性質について非常に興味深い提案を行っている、「言語の基本演算を巡る覚え書」や、黒田成幸氏の論考「数学と生成文法」なども、新たに加えられているので、2001年版の「自然科学としての言語学」をお持ちの方にも十分価値のある内容となっています。この本を読んで、チョムスキーの論考を読んでみたいという読者には、著者が編訳を行った「チョムスキー 言語基礎論集」がお薦めです。