伊達藩黒脛巾組 独眼竜の忍び (上) (新時代小説文庫) の感想
参照データ
タイトル | 伊達藩黒脛巾組 独眼竜の忍び (上) (新時代小説文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 平谷 美樹 |
販売元 | KADOKAWA/富士見書房 |
JANコード | 9784040704371 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説 |
購入者の感想
伊達政宗といえば昨今のドラマやゲームで必ずと言っていいほど取り上げられるくらい人気の武将。その伊達政宗に使えた影の集団、黒脛巾組を主役にした珍しい作品。
舞台は大崎・葛西一揆。その裏で暗躍する黒脛巾組が中心に書かれています。
忍び(作中では透波と呼ばれてる)が主役の作品というと、近年では彼らがまるで超能力者のように書かれることが多いですが、この黒脛巾組は戦闘描写よりも、本来の忍びの役割に近い偵察や撹乱が多いです。そのため剣劇などのアクションはやや少なめで、そういったものを求めると少々肩透かしをくらうかも。(それでも下巻はアクションが増えてくる)
黒脛巾組が主役なので、歴史に名高い武将の出番は少なめです。伊達政宗でさえ上巻は殆ど城にいる。伊達家臣は名前だけでてそれほど活躍はしない。本作の悪役ポジションの徳川家康と豊臣秀吉は密談してるだけ。あくまで主役は忍びであり、歴史武将の出番は少なめです。
肝心の内容ですが、状況がわかりづらい。誰がどこに配置されてて、誰がどこで誰と戦っているのか、などが読んでいて分からないことが多い。また、昔の人は似たような名前が多く、時々混乱してしまう。
今作は徳川・伊賀側が完全に悪役として書かれているので、徳川家康ファンは覚悟して読んだ方がいいです。
文章があまりにも淡々と進むので、場面の起伏が非常に少なく、正直魅力がある文だとは思わなかった。
謎に包まれた黒脛巾組を知りたいなら読む価値はあるだろうが、私は何回も読みたいとは思えなかった
舞台は大崎・葛西一揆。その裏で暗躍する黒脛巾組が中心に書かれています。
忍び(作中では透波と呼ばれてる)が主役の作品というと、近年では彼らがまるで超能力者のように書かれることが多いですが、この黒脛巾組は戦闘描写よりも、本来の忍びの役割に近い偵察や撹乱が多いです。そのため剣劇などのアクションはやや少なめで、そういったものを求めると少々肩透かしをくらうかも。(それでも下巻はアクションが増えてくる)
黒脛巾組が主役なので、歴史に名高い武将の出番は少なめです。伊達政宗でさえ上巻は殆ど城にいる。伊達家臣は名前だけでてそれほど活躍はしない。本作の悪役ポジションの徳川家康と豊臣秀吉は密談してるだけ。あくまで主役は忍びであり、歴史武将の出番は少なめです。
肝心の内容ですが、状況がわかりづらい。誰がどこに配置されてて、誰がどこで誰と戦っているのか、などが読んでいて分からないことが多い。また、昔の人は似たような名前が多く、時々混乱してしまう。
今作は徳川・伊賀側が完全に悪役として書かれているので、徳川家康ファンは覚悟して読んだ方がいいです。
文章があまりにも淡々と進むので、場面の起伏が非常に少なく、正直魅力がある文だとは思わなかった。
謎に包まれた黒脛巾組を知りたいなら読む価値はあるだろうが、私は何回も読みたいとは思えなかった