アロマテラピーインストラクターになりたい!試験対策チェック本 の感想

非常にまとまっていて使いやすいテキストです。
特に最初のページについている切り離して使える製油一覧表はとっても便利で、持ち歩きも楽だし覚えやすくて便利です。
このテキストは、要点が非常にコンパクトにまとまっているので、試験当日もこれ一冊だけ持って出かけました。時間のある人は、アロマテラピーコンプリートブックなどをテキストにして製油の細かな情報や化学式などを勉強すればいいと思いますが、私は特に試験前1週間から駆け込みで勉強を始めたので、このテキストは役に立ちました。
ただ、解剖生理などを全く初めて勉強される方は、やはりコンプリートブックや他の書籍で一通り勉強した方がいいかもしれません。

それを差し引いても、非常によくできたテキストで、チェックシート方式（赤いシートをかぶせて勉強する）スタイルなので二次試験対策にもなります。まずは一冊、と言う方にはおススメの一冊です。

模擬テストでいくつか間違いがありましたが、あれは著者の間違いなのか、誤植なのか…いずれにしても、より厳密なチェックを、心から望みます。出版されている以上、読み手は「これが正解だ」と信じ、頼りにしてしまうので。

あと、「試験対策」の本なのに、試験範囲となる30精油以外の精油も扱っていることも、疑問でした。扱われていたのは、確かによく使う精油ですが、そのような観点で選ばれたのなら、他にもたくさんありますし。

以上のような理由で、私にとっては「頼れる1冊」にはなりにくかったのですが、要点のまとめ、○×問題、模擬テストと、試験対策本としては非常に使いやすいと思いました。

一通りの勉強が終わり、全体像が頭に入った上で、項目のチェックをしたい時、4択問題に慣れるための「2冊目」としておすすめです。0