トンボ鉛筆 色鉛筆 色辞典 第一集 CI-RTA 30色 の感想

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若い女性の間で非常に人気が高いらしい色辞典。

単品の本体価格が100円と比較的お手頃で、
三菱鉛筆のユニカラーの120円、
ホルベインのアーチスト色鉛筆の200円と比べても敷居が低い。
だがクオリティは非常に高く、製品としては高級品に分類される。
学用品の色鉛筆やユニカラーしか使ったことのない人が色辞典を使ったら、
発色や塗り心地の違いにかなり驚くのではないだろうか。

第一集はその中でも特に人気と評価が高い製品で、
初めて買ってみようという人にも扱いやすい色を中心にまとめられている。
90色をすべて集めるのは厳しい、という人にも好適。

実際に色を確認して購入本数を絞りたいという人はバラ買いで好きな色を選ぶのが良いが、
その場合はvol.2に含まれている「ビビッドトーン」の10色が使いやすいと思う。
色番号が ’V’ から始まる色で、店頭の什器もわかりやすく配置してある。

でもまあ、色鉛筆は色数があったほうが楽しいので、
セットで安く購入できるときには頑張ってセットで買ってしまうのもアリだと思う。
非常に個性的な配色になっているので、学用品の24色セットや36色セットを持っていても、
あまり色が被らないので無駄にはならない。
というか、この色辞典の第一集の30色で思うように絵を描くのは結構きついと思う。
三菱鉛筆でもトンボでも、それ以外のメーカーの製品でも構わないが、12色セットくらいは別に必要だ。
もしも36色あれば、なお良い。

トンボの色鉛筆以外との色味の相性が良くない、なんてことはないので、
どのメーカーの製品とも好きなように組み合わせて使うことができる。

紙ケースはこれはこれでオシャレな感じだが、実際の使い勝手はあまりよくない。
ただ、セット品でもケースの分の価格の上乗せはないのは良心的というかお買い得な気もする。
持ち運びや保管用の箱と割り切って、作業用には他のペン立てやガラス瓶などを用意するのが良さそうだ。