やつがれとあん胡郎 の感想

　チビ太に５つ子と子宝に恵まれておりますお夏八朔夫妻に、ハリの先生のご夫婦、お松ちゃん、猫張子職人兄弟と、
情にあつい面々の住むところに、今度は記憶喪失の幇間、あん胡郎があらわれます。
このあん胡郎のひたむきさにほろり、あん胡郎がおとっつぁんと慕う「左の親分」の漢っぷりにまたホロリのイキなお話しにございます。

どうしようもない境遇や、なんともできない別れを
篤い熱い「猫情」と「縁」で乗り越えていく当シリーズ、
ひとしきり笑ったあとに、ほろりと涙。
終いに、ほっこりあたたかくなるのが、なんとも言えず愛しくて、ついつい、予約ボタンをクリックしてしまうのでございます。

此度は、１話のチビのちっちゃなちっちゃな石のある風景に２度ほろり。
１話でやつがれさんと先生の丸めた背中に号泣したおらですが、
今回のほろりはちょっと違う味がいたしました。
どう違うのかをここでご説明するは「野暮」というものでございましょう。

他にも此度はほろり、ほろりとくるツボが多くございまして、
あっちで鼻の付け根がつーん、
こっちで目頭がぢわ〜、

どうもこの春はいつもより花粉の飛散量が多いようでございます。