コトブキ パワーボックス SV5500-B の感想

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単純三層構造のろ材スペースですが、一段ごとの三層がそれぞれ取っ手つきのバスケットになっておりメンテナンスがしやすいです。
60cm水槽の海水で使用しています。
「海水は淡水よりワンサイズ上が基本」とよく言われるのに合わせて選びました。
はじめから基本的なろ材は付属していますが、自分は今までの濾過システムの経験中で印象の良かったろ材を組み合わせて投入しています。
この手の大型ろ過システムは、そういう研究的な楽しみもありますね。
実験系出身の理系人間には楽しいシステムと言えます（笑）

全体的にしっかりした作りで設計にも工夫がされており、同じパワーフィルター系ろ過機もピンからキリまでいろいろだということがよくわかります。
濾過水流はいったん底まで送られた後、下層のろ材から順に上に向かって上っていき水槽に戻る一方通行式です。

機構的な特徴としては・・・

【長所と感じる点】
◎ホース接続部が交換式で取り外せる
◎接続部には活栓が装備されていて、槽内をメンテするときの水こぼしが最小限に抑えられる
◎給水側と送水側とでパイプ内径が異なる（つまりの防止とのこと）
◎各部のパイプの接続部がストッパー内蔵で、あとつけクランプよりメンテナンスが楽
◎濾過槽側モーター式で水槽内が広く使える
◎各部品の別売りがあるので、消耗品の自己交換やカスタマイズの可能性も広がる

【短所と感じる点】
●構造上、ろ材のバスケットが独特の形状なためネット入りのろ材がつめにくい
●三層と言わず4層〜5層で、なお且つ組み方（何段で組むか）を選べるとよかった
　※もしオプションで各層がもう少し薄くなって多段が組めるバスケットが出たら絶対買います！
●濾過槽ないモーター式ゆえに呼び水が必要
　※ただし呼び水用のポンプは内蔵されている
●販売数が少ないのか、発売からそれほど立っていないからなのかレビューがほとんどないため購入するときにかなり見比べながら悩んだ

と言った具合です。