精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて (精神科セカンドオピニオン) の感想

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参照データ

タイトル精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて (精神科セカンドオピニオン)
発売日販売日未定
製作者誤診・誤処方を受けた患者とその家族たち
販売元シーニュ
JANコード9784990301415
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 精神医学

購入者の感想

精神医療で言いようのない苦難を経験した患者、家族の体験記から始まっているが、
単なる感想文ではなく、初期の段階での全く診断の不備、またそれに対するワンパ
ターンの処方、医師の病理、薬剤への知識のなさがはっきり見て取れ、しかもすべ
て処方から状態の変遷を詳しく書かれているため、単なる手記ではなく命のこもっ
たカルテになっている点にまず驚いた。

◎初期治療の的確さ
◎原疾患(<精神科セカンドオピニオン:疾患は複雑化して見かけ上は別の疾患
の症状を呈することがある。見かけ上の症状だけを診て 誤治療をするとより病
態は複雑・難治化してしまう。背景にある初発時の疾患「これを原疾患と呼ぶ」
を診ることが重要である)
 これの見極め
上記2点は全く現状の精神科医療に欠ける大問題点であり、この書がさじ加減の出
たとこ勝負の精神科医療に新しい息吹を吹き込むと思える。

世の有名大学の教授などの肩書きを持つ輩の論文や著書も少なからず読んで来たが
どれも誤謬と曲解ばかりで、この書ほど当たり前のことを簡潔に理論建てて説明さ
れた書は類を見ない。

この書は医療者、家族どちらにも向けたものだが
家族には診断と症状、薬物療法の基本とセカンド実現への道を読むことで、ご自身、
ご家族が正しい診断、処方で治療を受けられるのに役立つと思える。

医療者に対しては、精神医学でのこれまでの常識(?)と言われた治療法ではなか
なか成果が上がっていないと感じながらも、日々懸命に治療にあたっている方々には
必ず大きなヒントを得る書となると感じる。

この書が一人でも多くの苦しむ患者を救い、間違いだらけの精神科医療が少しでも変
るための第一歩となることを心より願っています。

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