竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) の感想

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参照データ

タイトル竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
発売日販売日未定
販売元角川書店
JANコード9784043574032
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » その他の物語文学

購入者の感想

「今は昔、竹取の翁といふ者有りけり。」
中学のころ、暗記させられたこの物語。

何十年も経った今ごろ、なぜか無性に気になり、
なぜか無性に、原文で読みたくなったのです。
齋藤 孝先生の勧めるように、音読がしたくなったのです。

でも、難しいのは嫌だな、
中学生当時の教科書のような
わかりやすい本がいいな、
と思い、この本を選んでみました。

大正解!

現代語訳、原文ともに、総ルビがふられていて、
気持ちよく音読。(読み方怪しく、舌も噛みそうになるけどね。)

そしてなにより、この本の企画者のねらい通り、
楽しく一気に読むことができました。

はじめは〈お勉強〉のつもりであり、かなり背伸びする
覚悟で手にしたのですが、とんでもない!!

物語に、ぐいぐいひきこまれます。
正直、日本昔話の中では、「ももたろう」「かちかち山」
などの作品と比べ、つまんないお話だと思ってましたが、
全文読んでみないとわからないものです。

ユーモラスで、辛辣で、ロマンチックで、ミステリアス。
あまりに感情移入して読んだため、
かぐや姫が、月に帰ると告白するシーンでは、
竹取の翁と一緒に泣きました。

「私、かぐやひめで泣けるんだ!」と自分にもびっくりです。

次は原文を、も少し流ちょうに読めるよう練習したいです。
子ども達にも読んで聞かせたいんで。

平成13年出版、全250ページ、とても有名なお話ですが、設定のやんわりさから細かく様々な説が入り込んでいるのが興味深いですよね、私は竹取とは竹を取り家具に加工をする職種を指し、従って「かぐや姫」とは「家具屋姫」だと習った記憶があるのですが、今書では、その様な事は一切、書かれておらず、竹取りのじいさんとは神事に関わる仕事に属しており、「かぐや姫」とは「光輝く姫」の事だと書かれていました、あくまでも説ですから無限にこうした仮説が出るのです、興味深いですよね、絵巻のカラー写真が掲載をされており、古文と現代文、更には登場をする珍しい品々の説明訳まであって、丁寧で大満足な教本に仕上っていました。

フォントが大きくて読みやすいのにまず感動★誰もが知っていると口にする竹取物語の本当の原本を読みたくなったが古典ゆえ…現代語訳が欲しい→と思ったときに出会ったのがコレ。ちゃんと現代語訳メインで古文付き。嬉しいことに話のワンシーンが巻物絵図で見れる!小物の名称がわからなくても、解説として絵入りで紹介されているといった親切本★当時のちょっとした豆話付きでなんともオイシイ1冊でした。

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