Number PLUS(ナンバープラス)中田英寿 日本サッカー〝破壊〟と〝創造〟 (Sports Graphic Number PLUS) の感想

「フィクションとしてのナニナニ」という表現は、小谷野敦ｾﾝｾｲによるとインテリぶった気持ち悪い日本語らしい。
けれど、この表紙を見ると「フィクションとしての中田英寿」という言葉をどうしても思い出してしまう。

何を深刻ぶった顔をしているんでしょ？　中田英寿サンは？

日本サッカーを睥睨するためである。そして、日本サッカーに発言、特に警鐘を発するためである。
そうすることで、これからも中田英寿サンは、日本サッカーにパラサイトし続ける。自身が（広い意味で）儲けるために。

しかし、中田英寿は世界クラスで成功したサッカーマンじゃない。中途半端なキャリアで終わった選手である。相対的に同時代の日本選手の先行をした選手にすぎない。
だからフィクションなのである。同じ時期同じイタリア在住のモトライダー・原田哲也よりも実績も知名度が低かった。
その程度の存在である。

そのカラクリは、報道・評論・学界合わせて詳しく解明するべきであるのだが、むしろ未だに中田英寿（最近は本田圭佑か）のフィクションを煽っている。

いずれ、本田圭佑もこんなポジションに就くのかもしれないが、こういう椅子がそんなにはない。
この手のキャラクターは、この２人で最後にしてほしい。