Autobiography of Malcolm X の感想
参照データ
タイトル | Autobiography of Malcolm X |
発売日 | 1987-10-12 |
製作者 | MALCOLM X |
販売元 | Ballantine Books |
JANコード | 9780345350688 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Random House |
購入者の感想
アメリカで1950〜60年代に黒人活動家として活躍したマルコムXの自伝。
優等生→不良→監獄で勉強→ブラックムスリムに改宗→活動家→正統派イスラム教徒に→壇上で射殺。
人種差別について徹底的に考えたかったら、この人の人生は本当に読む価値がある。
例えば、親から教育されるものとしての人種差別、言語の中に含まれる人種差別的価値判断、黒人をおとなしくさせるために利用された聖書、白人になろうとする黒人の心理、黒人運動をダメにしてしまう黒人自身、社会に潜むさまざまな欺瞞。
歴史の中に抹殺されてしまったような事実を掘り出してきて、欺瞞を攻撃する。この彼の姿勢は本当の知識人としての雛形だとエドワード・サイードも言っております。
今現在の意義としては、やっぱりマイノリティの問題を見る際、一般の情報に対する批判的なまなざしを得るのに、マルコムXの議論というのはすごく役に立ちます。
サイードのオリエンタリズムを理解するのに、マルコムXの演説とか聞いてみるのもありかと。
マルコムXにしろ、彼を敬愛しているサイードにしろ、皮肉すぎるのがときどきtoo much。
ちなみに、私は当初彼の演説から英語を学んだため、ボストンなまりだった説があります。
優等生→不良→監獄で勉強→ブラックムスリムに改宗→活動家→正統派イスラム教徒に→壇上で射殺。
人種差別について徹底的に考えたかったら、この人の人生は本当に読む価値がある。
例えば、親から教育されるものとしての人種差別、言語の中に含まれる人種差別的価値判断、黒人をおとなしくさせるために利用された聖書、白人になろうとする黒人の心理、黒人運動をダメにしてしまう黒人自身、社会に潜むさまざまな欺瞞。
歴史の中に抹殺されてしまったような事実を掘り出してきて、欺瞞を攻撃する。この彼の姿勢は本当の知識人としての雛形だとエドワード・サイードも言っております。
今現在の意義としては、やっぱりマイノリティの問題を見る際、一般の情報に対する批判的なまなざしを得るのに、マルコムXの議論というのはすごく役に立ちます。
サイードのオリエンタリズムを理解するのに、マルコムXの演説とか聞いてみるのもありかと。
マルコムXにしろ、彼を敬愛しているサイードにしろ、皮肉すぎるのがときどきtoo much。
ちなみに、私は当初彼の演説から英語を学んだため、ボストンなまりだった説があります。