夢の超特急ひかり号が走った 十河信二伝 の感想
参照データ
タイトル | 夢の超特急ひかり号が走った 十河信二伝 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | つだゆみ |
販売元 | 西日本出版社 |
JANコード | 9784901908801 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
日本が生んだ偉大な鉄道マンにして政治家・十河信二氏の漫画付伝記である。
十河氏は、何と言っても同世代の政治家が死去・引退していくような年齢で日本国有鉄道総裁に就任し、技師長の島秀雄氏とともに新幹線建設に尽力した人物である。
その十河氏が国鉄総裁になるまでの、特に若いころからのエピソードというものに、実はこれまで触れる機会がなかった。
本書の見開き左の漫画と右側の文章によって、その十河氏の幼少期から青年期、そして政治家として活躍する時代のエピソードをはっきりと知ることができた。
そういう面においては、鉄道を研究対象として何十年にもなる私でさえも、本書によって大いに学ばされた。
近年、鉄道趣味はかつてのような一種「日陰者」の状態を脱し、女性や高齢者、そして子どもたちにも広く親しまれるようになってきた。
趣味的対象としての新幹線も、これまで以上に注目されるようになった(私が中学生のころ、ちょうど30年ほど前は、没個性的な乗り物として、趣味的な対象としては思いっきり外れていたし、私自身も新幹線に対してさほど趣味対象とは見ていなかった。それどころか、すでに廃止されていた新幹線開業前の在来線特急のほうに興味を持って、あれこれ学ぼうとしたものです)。
その新幹線がなぜ、どのような経緯で建設されたか。
もちろん本書だけですべてがわかるほど甘いものではない。
しかし、その歴史を知るための入門書として、本書は実に貴重な書である。
どうか、鉄道に、特に新幹線に興味を持つ子供さんをお持ちの親御さんは、ぜひとも本書を買って、子どもさんと一緒に読んでいただきたい。
それにしても、十河さんの伝記が子供のころもっとあったらよかったんだけどな・・・・・
私が小学6年の年(1981年)に、十河信二氏が逝去された際の訃報記事、今もはっきりと覚えています。
十河氏は、何と言っても同世代の政治家が死去・引退していくような年齢で日本国有鉄道総裁に就任し、技師長の島秀雄氏とともに新幹線建設に尽力した人物である。
その十河氏が国鉄総裁になるまでの、特に若いころからのエピソードというものに、実はこれまで触れる機会がなかった。
本書の見開き左の漫画と右側の文章によって、その十河氏の幼少期から青年期、そして政治家として活躍する時代のエピソードをはっきりと知ることができた。
そういう面においては、鉄道を研究対象として何十年にもなる私でさえも、本書によって大いに学ばされた。
近年、鉄道趣味はかつてのような一種「日陰者」の状態を脱し、女性や高齢者、そして子どもたちにも広く親しまれるようになってきた。
趣味的対象としての新幹線も、これまで以上に注目されるようになった(私が中学生のころ、ちょうど30年ほど前は、没個性的な乗り物として、趣味的な対象としては思いっきり外れていたし、私自身も新幹線に対してさほど趣味対象とは見ていなかった。それどころか、すでに廃止されていた新幹線開業前の在来線特急のほうに興味を持って、あれこれ学ぼうとしたものです)。
その新幹線がなぜ、どのような経緯で建設されたか。
もちろん本書だけですべてがわかるほど甘いものではない。
しかし、その歴史を知るための入門書として、本書は実に貴重な書である。
どうか、鉄道に、特に新幹線に興味を持つ子供さんをお持ちの親御さんは、ぜひとも本書を買って、子どもさんと一緒に読んでいただきたい。
それにしても、十河さんの伝記が子供のころもっとあったらよかったんだけどな・・・・・
私が小学6年の年(1981年)に、十河信二氏が逝去された際の訃報記事、今もはっきりと覚えています。