沈黙の春 の感想
参照データ
タイトル | 沈黙の春 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | レイチェル カーソン |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784105197032 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 環境問題 |
購入者の感想
はじめて呼んだのは9年前。すでに出版されてから31年である。科学者でしかも同じ女性が書いたことでも、また驚いた。農薬の種類が多くて覚えきれないが、人類が生み出した科学薬品によって環境汚染が進んでいる。そして人類だけでなく地球全体の生物が病んでしまう。このままでは春が来ても鳥は鳴かず、世界が沈黙に包まれてしまうと危惧して、執筆されている。著者の科学者としての正義感には頭が下がる思いがします。この本がきっかけとなりケネディ大統領が農務省や公衆衛生局に農薬の使用とそれが自然界に及ぼす影響についての調査を指示し、その後、米国では農薬や化学物質の使用に関して制限をする新たな法律が制定されたそうです。そして世界中で読まれ自然保護の動きが始まった。今読んでもぞっとするような内容ですが、この本によって家族を、そして環境を守りたいと強く感じました。生命を宿し守るという母性をもつ女性だからこそ書けた本だと思います。0