この歯医者がヤバい (幻冬舎新書) の感想

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タイトルこの歯医者がヤバい (幻冬舎新書)
発売日販売日未定
製作者斎藤 正人
販売元幻冬舎
JANコード9784344983601
カテゴリ暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 家庭療法・医学 » 

購入者の感想

 著者の斉藤正人さんは、現役の歯科医師、専門は歯内療法で、「歯を抜かない」を治療方針に掲げ、日々臨床に携わっておられます。
 本書はそんな斉藤さんが、現状の歯科医療を憂いて、その内情を告発しています。
 世間一般では、歯科医師は高額所得者で、裕福な暮らしをしていると思われていますが、それはもうかなり前のお話です。
 1970年代の歯科大学の多数の新設のあおりを受け(この当時の文部省、そして、日本歯科医師会の役員は切腹ものです)、
 現在、歯科医師の総数は、軽く10万人を超えます。しかも、医師と違い、その大部分は開業しますから、
 現在の歯科医院の総数は、6万8千を超え、これはコンビニの数5万をはるかに凌駕しています。
 そのため、数年前の調査では、歯科医師の5人に1人が年収3百万円以下という惨状で、医師と比べるとかなりの格差が生じています。
 それに追い打ちをかけるのが、歯科医療の現実に全く合わない保険制度!!きちんとした治療をすればするほど、
 儲けが少なくなり、ひどい時には赤字になります。このような現状ですから、手抜き治療をする歯科医が横行するのです。
 この現状は、歯科医師の職業としての魅力を相当失わせています。そのため、大学入学者の質がかなり落ちてきています。
 国も歯学部への定員削減を指導していますが、それでも定員割れしている大学もりあります。また、それを少しでも補うため、
 外国人の学生が増加しています(しかし、これは、歯科医師養成に、かなりの補助金が国から出ているため、問題があります)。
 しかし、卒業しても問題は、国試、合格率29.0%という大学もあるようです。
 そして、晴れて歯科医師になったものの中には、金儲け主義で、中途半端な技術で、インプラントに走るものも少なくないようです。
 その他、斉藤さんの考える、よい歯科医を見分ける10のポイント、よい歯医者の探し方、そして、最後はQ&Aで締めくくられています。
 著者の主観が入っている部分もありますが、大筋では納得できます。
 確かに、中学1年生の英語も理解できていないような学生もいましたね・・・そういう出来ない学生の親は、

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