葬式は、要らない の感想

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参照データ

タイトル葬式は、要らない
発売日2013-05-31
製作者島田裕巳
販売元幻冬舎
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

今年は冠婚葬祭、特に“葬”に関する本を多めに読んでいる。
『戒名は、自分で決める』(島田裕巳)『お坊さんが困る仏教の話』(村井幸三)など、それら“葬”関連でも、中でも本書は金字塔というか、一番のベストセラーで、多くの人口に膾炙しているんではなかろうか。

一番驚いたのは、世界の平均葬式費用比較で、アメリカ44万円、イギリス12万円、ドイツ19万円、韓国37万円、日本231万円(!!)である。
本書は、日本の葬式がいかに“贅沢”かをメインストリームにしている。

流石に「要らない!」とは言えないけれど(本書もそこまでは言っていない)、個人的には直葬(じきそう)で、戒名も要らないと思っている。
あっても6文字くらいで院号も不要、居士でいいんじゃないかなぁ。

“戒名”に関して、本書より詳しく知りたい人は『戒名は、自分で決める』(島田裕巳)をお勧めします。まぁ現代戒名の形式を簡単に言えば、寺請制度が敷衍したことによる、村のシステム、見栄の感情を利用した、寺院の“運営費”の源泉である、と言えるだろう。

戒名に関して、費用のかさむ寺の運営費として必要と言われても、じゃ自分で畑耕して糊口を凌げばって思う…何のために袈裟を着てるんだか。

特に、ここ数10年で葬式・墓の形式は大きく様変わりしている。
社会形態も変容して、土着の家に生涯生活する人も減少している。
高度経済成長を経た日本に、過去の檀家制度は機能しなくなっており、自分自身が葬式をあげられる立場になった時代にはより費用に透明性がある、多くに人が納得できるものが普及していることを望みます。

著者:島田裕巳(東京大学大学院人文科学研究博士課程修了)
発行:2010.1.30 - 2010.3.10 第8刷
読了:2015年/073冊(06月/11冊)★3.6

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