88万人のコミュニティデザイン 希望の地図の描き方 の感想
参照データ
タイトル | 88万人のコミュニティデザイン 希望の地図の描き方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 保坂展人 |
販売元 | ほんの木 |
JANコード | 9784775200889 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
伝統とは、灰を継承することではなく、燃える炎を受け継ぐものだ!
このことばを聞いたとき、著者・保坂展人世田谷区長のこの3年間の歩みとリンクした。
311後目の当たりにした、社会の闇と不条理さ!政治家がだんまりを決めこむなか、著者は何とも軽やかにエネルギーを東電から買うことをやめ、新しいエネルギー選択の可能性を示し、しかも年間1億円を節約した(P.156)。
世田谷って、やっぱりカッコいい!でも、もし311後、保守系の区長が誕生していたら・・・? う〜ん、こんな裏ワザは出来なかったんじゃないかしら。
本の冒頭には、著者自身の思春期の葛藤、学歴社会の壁に挑んだ変人ぶりが垣間見れるが、この方、ほんとうに面白い。
「何もしなければ失敗もない」という類の文化はもう滅びてしかるべきです!(P.37)と豪語し、子どもが時代の求める大人に育っていけるよう、教育改革にも意欲的だ。
また世田谷区は、乳幼児の子ども人口増という珍現象が続いているそうで、子ども予算も5年前の26%増(P.64)。子どもの人権を最優先に、支えあい、子育てのしやすい世田谷の未来像もこの本にははっきりと描かれている。
またまた理想論ばかり、と思うなかれ。ハード面でもガンガン改革している様子がうかがえる。
ゼネコンとご縁の薄い?と思われる著者は、すぐに学校校舎のリノベーションを指示し、立て替え大好きな反対論者を押し切り勉強会を重ね、7億5000円を節減(P.243)。スバラシイ!この分、新しい教育予算が生まれるよね。文科省からも「学校長寿命化対策先導事業」に選定されたそう。ブラボー!
とにかくこの本を読むとワクワクする。発想の転換。地方自治体から僅かでも小さな変化が起こっていけば、もっと明るい未来がみえるんじゃないかしら?
市民と共同する世田谷を掲げ、また脱原発の必要性も説く筆者。
この本には地方自治体が今後できるであろう未来志向型モデルケースの実例と、沢山のヒントがちりばめられている。
素敵な本だね。
このことばを聞いたとき、著者・保坂展人世田谷区長のこの3年間の歩みとリンクした。
311後目の当たりにした、社会の闇と不条理さ!政治家がだんまりを決めこむなか、著者は何とも軽やかにエネルギーを東電から買うことをやめ、新しいエネルギー選択の可能性を示し、しかも年間1億円を節約した(P.156)。
世田谷って、やっぱりカッコいい!でも、もし311後、保守系の区長が誕生していたら・・・? う〜ん、こんな裏ワザは出来なかったんじゃないかしら。
本の冒頭には、著者自身の思春期の葛藤、学歴社会の壁に挑んだ変人ぶりが垣間見れるが、この方、ほんとうに面白い。
「何もしなければ失敗もない」という類の文化はもう滅びてしかるべきです!(P.37)と豪語し、子どもが時代の求める大人に育っていけるよう、教育改革にも意欲的だ。
また世田谷区は、乳幼児の子ども人口増という珍現象が続いているそうで、子ども予算も5年前の26%増(P.64)。子どもの人権を最優先に、支えあい、子育てのしやすい世田谷の未来像もこの本にははっきりと描かれている。
またまた理想論ばかり、と思うなかれ。ハード面でもガンガン改革している様子がうかがえる。
ゼネコンとご縁の薄い?と思われる著者は、すぐに学校校舎のリノベーションを指示し、立て替え大好きな反対論者を押し切り勉強会を重ね、7億5000円を節減(P.243)。スバラシイ!この分、新しい教育予算が生まれるよね。文科省からも「学校長寿命化対策先導事業」に選定されたそう。ブラボー!
とにかくこの本を読むとワクワクする。発想の転換。地方自治体から僅かでも小さな変化が起こっていけば、もっと明るい未来がみえるんじゃないかしら?
市民と共同する世田谷を掲げ、また脱原発の必要性も説く筆者。
この本には地方自治体が今後できるであろう未来志向型モデルケースの実例と、沢山のヒントがちりばめられている。
素敵な本だね。