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ボツ作品集①

クロウサギユイト #176 - 16.09.05 16:01

書いてる途中で「あっ、これボツだ」となった作品を紹介します。
確か題名は『純恋の実』でした、はい。
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『優雅な一日に咲く華』

ある日、知らない男性から声をかけられた。

「あの…すいません。ルリアナさんというのは貴女で間違いないでしょうか？」
「は、はい」

突然の出来事であった為、動揺を隠し切れない表情で返答をしてしまったのだが、そんなことも気にしない様な顔で彼は「少しお話を伺っても？」と私に言った。
普通の女性なら「はい、わかりました」なんて言わずに、少し用事がとでも言って逃げるのだろうが。私はこの時まともな思考が出来なかったのか「はい、わかりました」と言ってノコノコと付いて行くことになったのだ。

彼に付いて歩くこと十分程度。
名も知らない男性に付いて行くなんて危ないだろうと（既に危険な状況なのだろうが）考え。

「貴方の名前はなんと仰るのですか？」

と、首を傾げ聞いてみる。
彼は私の方へ振り向き「名前ですか？…そうですねぇ」と言うと。

「クードラとでも呼んでください」

と言った。
彼の言い方からして本名ではないのだろうが、この時の私はそんなことにも気づかずに「そうですか」なんて言ってそのまま付いて行ったのだ。

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ここから先は考えてませんね。
なんだか自分が好きじゃない感じの物語だったので書くのやめちゃいました…本当に好きになれる作品は続くんですけどね！　