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鞆の浦伝承の薬味酒　十六味地黄保命酒

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鞆の浦名産　保命酒の飲み比べギフトセット 鞆の浦に伝わる薬味酒はこだわりと伝統の味 〜鞆の浦に伝わる薬味酒〜 保命酒は大阪の医師である中村吉兵近衛が考案した薬用酒で、正式名称は『十六味黄保命酒』といいます。
江戸時代には、高級酒として全国に知られており、上流階級に愛好されており、1867年のパリ万国博覧会にも出品されています。
当時は13種類の生薬と醸造成分の焼酎、もち米、麹を加えて16味とされていました。
しかし、中村家の保命酒の製造方法は門外不出とされていたため、現在の保命酒造りは、中村家の保命酒の模造から始まり、16味＝16種という誤った解釈から作り出されました。
そのため、現在製造を行っている4社の保命酒はいずれも16種の生薬が 用いられています。
保命酒は、もち米・麹・焼酎を原料とし、これらから造られた甘口の原酒に各店よって違うレシピの薬味を漬け込んで熟成させ完成となります。
保命酒の原酒づくりは、途中まではみりんと同様です。
清酒づくりと違う点はもち米を使用すること、焼酎で仕込まれること、酵母の発酵過程を含まないことです。
甘味が強いお酒ですが、砂糖・甘味料は使用されておりません。
▲注意▲
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