モンスターたちを自在に操った優衣は、ミラーワールドに姿を消した。オルタナティブ・ゼロ=香川は、タイガ=悟の前に倒れた。せっかくのスポンサーを失ったインペラー=満は、次なるスポンサーを求め歩くが、北岡にはにべもなく拒絶される。最後の希望として、‘浅倉’というライダーに紹介状を書いてもらう満だったが……。一方、浅倉の挑戦を受ける悟……王蛇VSタイガの死闘が始まる。その悟に対し、令子を襲われた怒りを燃やす北岡は……。そして、優衣を追って、ミラーワールドを走る真司と蓮の前に立ちはだかったのは……。特集： 仮面ライダー龍騎

父の死で、莫大な資産を遺贈されたインペラー=満。「いい暮らしがしたい」とライダーになった彼だったが、一夜にして願いがかなってしまう結果となった。だが、ライダーとしての運命は彼をとらえて離さない。一方、王蛇・ゾルダに痛めつけられたタイガ=東條悟は、満のアパートで、ひっそりと心の傷を舐めていた。満と悟、二人の間にほのかな友情が芽生えつつあった。しかし、運命の時は、刻一刻と近づいていく……。特集： 仮面ライダー龍騎

運転手を犠牲にしても、優衣を救ったオーディン。彼女の消滅が迫る中、「優衣を救う」、そのことだけを、神崎士郎は考えていた。「誰かを助けるためにライダーになる」と、誓った真司。しかし、いま、優衣を襲っている危機は、モンスターを倒せば済むような単純な問題ではない。本当に優衣を救うために行動しているのは、真司ではなく、神崎士郎ではないのか。「誰かを助ける」「ライダーを守る」「一人の犠牲も出さない」。何度となく真司は誓ってきた。しかし、言葉だけでは、だれも救えない。仮借ない現実の前に立ちつくす真司。一方、タイガ=東條悟が全ライダーを招集し、最後の決戦を挑む。‘英雄’をめざす悟の旅は、そして、‘誰かを助ける’ことを求める真司の旅は、ついに、そのゴールに達する……。特集： 仮面ライダー龍騎

20歳の誕生日とともに、消滅する運命にある優衣を救いたい。戦う決意を固めた真司=龍騎サバイブ VS 蓮=ナイトサバイブの、壮絶なバトル。しかし、真司は最後のとどめをどうしても差すことができない。「もう迷わない。何も考えない！」迷いを捨て去り、「ライダーの戦い」に没入していく真司に、蓮は、北岡は……。そして、優衣の過去に横たわるパラドックスに迫る蓮。特集： 仮面ライダー龍騎

優衣の誕生日まで、あと3日。タイムリミットを宣言した神崎士郎は、全ライダーを一堂に集め、最後の決着をつけることを求める。20歳の誕生日とともに、消えゆく優衣の運命を覆すために。そして士郎は、病に倒れた北岡に‘脱落’を宣告した。優衣自身は、そんな士郎の行為を否定する。自分のために、これ以上犠牲を重ねるのは許せないと。だが、そんな優衣をまた、士郎は許さない。封印が解かれ、明かされていく優衣の過去。12年前、旧神崎邱。幼い妹と兄に、いったい何が起こったのか？『仮面ライダー龍騎』最後の3日間が、いま、始まる。特集： 仮面ライダー龍騎

優衣の誕生日まで、あと2日。真司の変身を目撃した令子。‘仮面ライダー’をめぐる謎がついに暴かれ、OREジャーナルが喧騒に包まれる一方で、北岡が令子を最後のデートに誘う。そんな北岡の死期が迫っていることを、知るところとなる真司。北岡にも、蓮にも、神崎士郎にも、優衣にも……すべての人間の生と戦いに正当性があるのだとしたら、いったい何が正しく、何が間違っていると言えるのだろう？モンスターの大群が空を埋めつくし、世界が崩壊に向けて歩みを進めていく中、真司は、ライダーの一人として、何を願うのか？そして最後の日の朝は、静かに明けていく。特集： 仮面ライダー龍騎

自ら消えることを選んだ優衣。自分が本当に願うことを見つけ、その選択ゆえに命を落とした真司。命が燃えつきる前に、令子とのデートよりも、浅倉との決着を選ぶ北岡。狙撃チームに包囲される中、脱出よりも、北岡と戦うことを選ぶ浅倉。そして、互いに最後の望みを賭け、‘最後のライダー’としてオーディンとの最終決戦に進む蓮。‘仮面ライダー’という名の人間たちの戦いは、いま、終末を迎える。特集： 仮面ライダー龍騎

インペラー=満を倒し、また一歩英雄に近づいたと思うタイガ=悟は、王蛇=浅倉に再戦を挑む。満の死に、深く落ち込む真司をよそに、優衣と沙奈子は、クリスマスに向けて大わらわ。しかし、そんな優衣の体が、とつぜん蒸発を始めた。それはあたかも、ミラーワールドで時間切れを起こしてしまった満の体のように……。パニックに駆られるなか、彼女の中で何かがはじけ、封印された記憶の扉が開きはじめる。一方、ミラーワールドでは、モンスターが大増殖を始めていた。特集： 仮面ライダー龍騎