領地貴族 の感想

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ヒロインは可愛いし、モブの掛け合いも楽しいけど、最近のソフトハウスキャラは周回要素が弱すぎて、何回もクリアした過去作品と違い、２～３回クリアしただけだった。
経営物なら雪鬼屋温泉記のほうが楽しい。

キャラお得意の周回ＳＬＧなんですが、明らかに調整不足が目立ちます。
バランス調整をミスっているという事ではなく、そうした細かい調整をしないで済むシステムになっているように思います。
限られた領地に、プレイスタイルに合わせて様々な効果を持つ施設を試行錯誤しながら建設していくのが箱庭内政の醍醐味だと思うのですが、このゲームは領地に制限がなく、建物も建てた順番に表示されていくだけ。１ターンの行動回数を増やす人材を雇ってひたすら施設を建てていくだけ。戦略も何もあったものじゃありません。その人材雇用も完全ランダム。プレイ時間を延長できる人材がいますが、この出現頻度もランダム。
ヒロインのＥＤも複数あるのに、最も難易度の高いＥＤを見ると、他のＥＤも一緒に見れてしまう仕様（Ａ，Ｂ，ＣとあってＡを見る条件を達成すると、Ｂ、Ｃも見れてしまう※例外あり）は、今回の完全作業ゲーシステムとの相性は良いですが、普通なら手抜きと批評されてしまうものでしょう。
エッチシーンは無駄に局部のアップや、主人公の透明化などがなく、「裸のイラスト」ではなく「エッチをしている場面」が描かれているので自分的には満足。けれど、エッチシーンだけで評価するなら、わざわざキャラのゲームを買う必要は無いんですよね。
「ゲームとして面白いのにエッチシーンまであるなんて、なんてお得なんだろう！」これを期待しています。

まず敵が見えない。他国は攻めてくるけど、
競う相手とか、倒さないといけない相手がいない。
あのヒロインを何とかして振り向かせよう！という
こともなく、経営に知恵熱を絞る……こともなく、
涙もなければ、怒りもない。主人公が好かれるのも
ただ権力があるからにしか見えない。

良い点は嫌な気分にはならないということ。