のーぶる☆わーくす の感想

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　ギャルゲーはまだ二作目なのですが私は大変買ってよかったと思います。お嬢様の学校に執事として潜入というシチュエーションもとても面白いものでした。お嬢様としての発言、執事としての発言公私の切り替え等が明確に分かれており発言に対しては違和感なく完成度が高いように感じられます。私は静流と灯里のまだ二人しかやっていませんが静流の話は感動して涙が出てしまいました。主人公が真面目という発言もございますが私は逆に現実感を感じられ忌むべきものとは思いませんでした。一つ一つの行動にも納得と理解ができ好き嫌いは趣向の問題だけかなと感じられます。あとは慣れないせいでありましょうか喘ぎ声が少しうるさいですね。お嬢様ですからもっと抑えた感じでいいのでは？と思います。ギャルゲーだから仕方ないのかなと思いますが私は多少の現実感を求めていますのでそこが一番気になりました。しかしそこは些細なことでありますので評価はもちろん５にさせていただきます。

この作品のキモは平凡な主人公を受け入れられうかどうかにかかっていると思います。

最近の作品では珍しく、幼馴染、姉妹、突然現れて主人公にアタック！なキャラがいません。一応後輩キャラはいますが攻略するまで特に恋愛感情などが発生するわけではありません。

基本的に主人公は仕事という形で学園生活を送ることになるので一緒に暮らすことになるヒロイン達とも雇用主や同僚という形をとりますし、クラスメイトにも身分を偽って接することを真面目に守るため一般的な学園物エロゲよりはドライな関係になっています。

主人公は真面目で貧乏な苦学生であまり突拍子な行動やボケ等も行いません
なので設定に関しては面白みに少し欠けてますね、姉妹や幼馴染の居ない主人公（作品）なんて嫌だーという人には物足りない作品だとは思います。

ですが主人公自体は真面目で好感が持てますし、ヒロインと付き合い始めると真面目さからバカップルに変貌しますので個人的にはかなり良かったです。

ヒロインは5＋隠し1で6人です。
前述した通りに幼馴染や姉妹などの最初から好感度マックスなキャラは存在しないので、ヒロインとは様々な出会いやイベントを通してだんだん好きになるというストーリーです。
なのでほとんど0からの恋愛を楽しめる物語になっています。

以上のことを踏まえても総評としては高レベルで纏ってます。平凡な主人公や、特別な関係などがないヒロイン達、といった設定を加味しているのか主人公は終始行動に誠実さや真面目さが出ていて格好良かったですし、ヒロインもそれぞれ性格やキャラで勝負しているのでそれぞれとても可愛かったです。神作とは言い辛いかも知れませが、かなりの良ゲーであることには間違いないです。

最近のゆずソフトはかなりの安定感あるので今後の作品にも期待したいです。
あといい加減ファンディスク作ってくれー