銀の華 上 【復刻版】 銀の華 【復刻版】 の感想

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参照データ

タイトル銀の華 上 【復刻版】 銀の華 【復刻版】
発売日2017-07-25
製作者田亀源五郎
販売元ポット出版
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » アダルト

購入者の感想

以前より気になっていた作品。値段も高くなかなか手を出しにくかったのですが、このたび全3巻を買い、届いて一気に読んでしまいました。
読んだ後はずっと号泣しており、今も思い出しては涙を流します。
SMやゲイを題材にした本はいくつも読みましたが、この本はその中で一番自分の胸をうちました。
エロくてグロイだけではない、むしろエロスのシーンはどれも芸術的で美しく、一枚絵としての完成度もすばらしいです。
そして何より、人間ドラマがすばらしかった。

調教シーンはどれもこれも見ごたえがあります。
また江戸という時代ならではの古い和の折檻・拷問道具・玩具がさまざまでてきます。
主人公は郭に変われた男で、常に褌の状態、よく縛られ、よくつるされ、たまに女性物の羽織を着せられてます。
個人的には性器に墨を入れられるシーン嫌がりながらも雄犬と番わされその間だけいつも付けられている猿轡を外され絶叫してるシーンが印象に残っております。

この本はSMの真髄である、調教されるものの追いやられていく心境、絶望はもちろん、それを追い込む人物の陰の心境も描いているのが特筆できるところ。
特にこの銀を対照的に接する男が二人いて、一人は主人公・銀を調教する男の一人・常。
彼は、銀に次第にほだされ、好意をよせていきます。
拷問の果に傷ついた銀を抱きしめながら、自らも服を脱ぎ湯に入って、意識を失っている銀に口付けるシーンはすごく心を揺さぶられました。
ここまで一切目立ったロマンス色がなかったために、すごくこのシーンは引き立っております。
壮絶なシーンの合間合間に入るこの常と銀の交流は(ここは2、3巻の話題ですが)「この二人に幸せになってほしい」と思わずにはいられませんでした。銀も次第に常を思うようになります。
そして銀は常による「調教」という名の行為の果に、ある日オーガズムを感じてしまいます。
いつもは悲鳴しか上げない行為に「もっとほしい」などと切なげに強請るようなことをいい、抱きしめて自分からも求めます。

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