月影のシミュラクル-解放の羽- 初回限定版 の感想

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アプリの方は未プレイです。
一言で言うとミドルプライスの良作。最初の内はホラー小説のようなノリで話が進みます。ヒロインはガンガン死ぬしホラー苦手な人にはオススメしません(結構こわい)。しかも文章は確かに面白いですが量産型で、正直通常版でよかったかな？と思いました。

思っていました。

しかし、最後になるにつれて面白くなって来ます。他のヒロインのルートでのendやその過程で段々とメインヒロインがどういう存在なのかわかってきます。最初は怖かったヒロインがどんどん可愛く見えてくるんです。そして最後には。まぁbadルートでガチ泣きして、tureでほろっとするくらいには入れ込んでしまいました。紅はいいぞ。音楽もかなり良いですし設定資料集もついてるんで初回のを買う価値は十分あります。

ただ星を1つ下げているのはやはり、メインルートの量が少ないからですね。ミドルプライスなので文章量が少ないのは承知の上ですが、サブヒロインルートを完全にメインへの伏線として扱うのならメインヒロインルートの最初をもう少し増量してほしいかなぁと。後半は完璧ですがルート前半は急ぎ過ぎてるかと。

あと、今までの作品やってる人へ。みあそらで引き込まれた人、莉都ちゃんは相棒な人、魔妹と都会の隅で暮らしたい人、桜花荘の住民な人、そんな人なら後悔しません。最後のルートだけでやる価値があります。やっぱりあっぷりけじゃないかと感じるハズです。