グリッター の感想

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　2001年、Mariah Careyのアルバムです。
　Mariah Carey主演映画「Glitter」のサントラ盤になります。

　このアルバムは、映画の舞台となる80’sのサウンドと、リリース当時の2001年のサウンドを融合させるという、意欲作です。
　80’s風なディスコサウンド、派手めなサウンド、と、
2001年頃（リリース当時）のヒップ・ホップ、R&B etcのクラブサウンドを、融合させて、Mariahが歌っています。

　素晴らしい歌唱を聴かせてくれる、珠玉の名バラード、tr. 2
　Cherelleのカバーで、Jam & Lewis色が濃く出た、いかにも80’sな名曲、tr. 4
　ノリのいい、80’s風ディスコチューン、tr. 6
　ピアノの伴奏でMariahがしっとり歌い上げる、美しいバラード、tr. 7
　甘い歌唱で、ファンタスティックな雰囲気な、tr. 11
。。。などなど、結構、イイ曲、入ってます。
　
　ただ、世間評は、かなり厳しく出ました。
　「Mariah」「80’s」「Hip-Hop」という3要素は、いずれも、かなり濃いと思います。
　これらの濃い3要素を、全部一気に混ぜるのは、「赤」「青」「黄」の絵の具を一気に混ぜるような感じがします。
　バランス、強弱が、かなり難しい試みだったと思います。

　世間で言われるほど悪くないですし、佳曲も結構入っていますが、
やはり、一連のMariahの作品の中では異色作なので、「Mariahファン」向けの1枚だと思います。

　プラス要素も多いけど、マイナス要素も多く、
プラマイで「☆3.5（普通・プラス・アルファのニュアンス）」とさせていただきました。
（中古盤・激安です。。。興味がある方は、試してみてください。特に、tr. 2&4は、オススメです）

（参考）
　日本盤は、ボーナストラック「Loverboy (MJ Cole Main Remix Radio Edit)」収録。