メリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書) の感想

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参照データ

タイトルメリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書)
発売日2012-11-16
製作者奥田 健次
販売元集英社
JANコード9784087206647
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

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購入者の感想

私は、以前、引きこもり支援をやっていた。そこで感じたことと、同じようなことが書かれていて、驚いた。

社会復帰できる人とできない人との明確な区別。それは、親の甘やかしからくる行動の堕落。

たしかに、親からすれば、あまり追い詰めすぎて、もしものことがあったら、と考えるのだと思う。

しかし、ゲームソフト、漫画やカードゲームの類に月数万円の散財。ほかにアニマックスなどケーブルテレビの契約までしてアニメ見放題。

いくらなんでも、これではダメ人間になってしまう。と感じたケースは一つや二つではない。

しかし、私は、当時、明確な解決方法を示せなかったという、敗北の感がある。

本書は、そういった支援側の迷いに対して、環境や行動がひとを立て直していくということを簡潔に示されている。

私も、もともとは、精神面を重視し、そちらからのアプローチを考えていた。

しかし、やればやるほど、本人たちは楽な環境へ逃げていく。悪循環の中で、手詰まりを感じていた。

本書を読み、まずは行動が変わるようにアプローチし、生活の基礎が直ってから、精神的なアプローチへ進むのが正解かと、感じた。

本書中に、

3か月休んだら、元に戻すのに3年かかるとあるが、その通りだと思う。

私も経験より感じたのは、5年以上引きこもり生活をすると、健常者だった人も、知的障害者のようになっていくということだ。

外部からの干渉の無さが、人間の感性を老化させるのだと思う。

そういった意味でも、早期の治療が必要であるから、そういう事業に携わる人は、ぜひ参考にしてほしい。

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