ポートレートの悩みを解消する本 (玄光社MOOK フォトテクニックデジタル別册) の感想

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内容は月刊誌「フォトテクニックデジタル」の2008年から2014年までの
特集企画に掲載された内容を抜粋・加筆したものです。

実際にポートレート撮影をしていて疑問に思うことが
Q&A形式でわかりやすくまとめられています。

河野英喜さんをはじめとするプロカメラマンの解説は
実用的でとても参考になります。

上記のように内容はとてもすばらしいのですが
紙質と印刷があまりよくないです。

表紙カバーはカラーコピー機の印刷みたいな感じで
ツヤがなく紙も薄いです。

中のページも同様に写真にツヤがなく紙が薄いです。
人物写真の髪の毛がべったりと黒くつぶれて見えたり、
肌の色がくすんで見えたりするうえ、
全体的に鮮明度に欠けます。

月刊誌「フォトテクニックデジタル」は
表紙も中のページも光沢紙を使っており
印刷も非常に鮮明なので、
それと比べると本誌の印刷品質はかなり劣る印象です。

オールカラー144ページの本を、広告なしで1400円で作るために、
やむを得ず紙質や印刷品質を落とさざるを得なかったのかもしれません。
そうした制作に携わった方の努力を思うと、
印刷品質に文句を言うのはは心苦しいのですが……

繰り返しになりますが内容はとてもすばらしいです。
高品質印刷のバージョンが発売されたら、買い直したいと思うほどです。